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LUZの熊野古道案内

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タグ:遊木港 ( 8 ) タグの人気記事


2019年 05月 30日

怖いことかも知れません

 熊野市の主な産品の一つに「さいれ」があります。
 全国のサンマシーズンが終わる頃に、この沖まで南下してくる物を捕る物です。
 古来「さいれ」と称してきましたが、近年では「さんま」になってしまいました。
 同じ魚ですが。「さんま」は脂が乗って背中が盛り上がり、くちばしが黄色いのがおいしいのです。
 それに引き替え、この辺の物「遊木のさいれ」は小ぶりで脂が無いのが良いとされ真逆に近い品質を求められます。
 わざわざ、「さんま」と称して生食では勝てない勝負を挑んだようです。
 この「さんま」「さいれ」の不良が続き、近海物の最後になる熊野沖、四国沖では漁獲がゼロに近くなっています。
 それを踏まえて国は大型船での出漁を通年解禁にしました。
 中国などに対抗する意味もあるのでしょうけど、沖捕りを強化すれば資源に影響が大きくなるのは必定でしょう。
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 これは5月29日付朝日新聞の表題下、主な記事目次の所です。
 解禁されて出漁した大型サンマ船が帰港し、発競りがあったようです。
 型は小さいし量も少なかったとか・・・
 「公海さんま」と書かれていますね。
 小さくて脂が無いからでしょう、「一匹50円」です。
 近年の「遊木のさいれ」より遙かに安いです。

 「遊木のさいれ」「さいれの丸干し」を物産展に持って歩いたのは20年も余って昔です。
 その頃。伊勢の海産物催事屋さん、焼津や銚子の業者さんにも「しっかり宣伝して市民権を獲得してね。売れるようになったらこっちもやりますから・・・」など言われました。
 現に銚子の方では「一夜干し」を作り出したりしてましたからね。
 沢山捕れて産地が増えるのも、資本力の違い、知名度の違いで困るのですが、ここに来てもっと大きな変化が懸念されます。
 「遊木で捕れないなら原材料確保のルートの確立を目指せ・・・」と言っていましたが、このままでは日本に南の方では水揚げが期待できなくなるかも知れません。

 根室港などに「痩せたさんま」が揚がり出すと、「これを何とかしなくては・・・」と言うことで加工に取りかかるかも知れません。
 「根室産」「厚岸産」の丸干しや開きが全国に出始めたら・・・
 業者間では「遊木のさんま」は有名ですが、一般市場での知名度は低いです。
 今年から始まった構造改革ですが地球温暖化と相まって恐ろしい方向に進まなければ良いのですがねえ。
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by je2luz | 2019-05-30 04:25 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
2019年 03月 12日

大丈夫? 日本の漁業

 今年もまともにはさいれは揚がりませんでした。
 3回?4回?
 他所も良くなかったようですが、紀州のサンマは今年も悲惨な状況です。

 「サンマ漁」で調べると、漁場は「千葉県以北の太平洋」となっていて、漁期は「7月から12月」となっています。
 基本的な漁法は「棒受け網漁」で同じなんですけどね。
 テレビでも、「国が方針を変えて漁期を延ばす」なんて言っていますが、そもそも、「日本のサンマ漁」には12月から3月が漁期というこの辺の物は含まれていないようです。
 伸ばして、台湾や中国の漁船が漁をしている北海道のうんと沖に行く気だとか・・・
 でもねえ・・・
 「資源枯渇」が心配だと良いながら、「乱獲合戦」に参戦する気みたいですね。
 年々、水揚げが減っているのに、それをやったら10年と保たないでしょう。
 伊勢湾の「こうなご」は今年も禁漁になりそうなんだとか・・・
 国際間の漁獲制限の話し合いって難しいのはわかりますが、なんだかおかしな方向に進んでいるようです。
 
 「捕鯨再開」は鯨の肉の各府と言うよりは「魚資源の保全」の方に役立つかも知れませんね。
 私は肉が好きですが、あの黒い肉は食指が動きません。
 でも・・・
 「牛」「豚」はかわいそうじゃ無いけど「イルカ」「鯨」はかわいそうだと思う人種が結構居ますからね。
 アメリカだって明治の頃までは鯨を捕りまくって居たくせにねえ!
 北米大陸の野生のバッファロー・バイソンを食い尽くしたし!
 それどころかインディアンまで・・・
 日本も原住民のアイヌ族を追い散らしちゃいましたね。
 ニシンを取り尽くしてまだ気が済まないのかな?
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        漁業com さんから拝借しました。
 今は集魚灯もLEDになっているらしいですね。
 発電機が小さくて済むでしょうね。
 この船も遊木のは小さいですが、台湾などを含め概要を走り回る船団のは大きいんだそうです。
 500Kgや1.5tonを対象にはしないでしょう。
 遊木の船が頑張って千葉沖でサンマ捕っても、丸干しや寿司には使えませんね。




by je2luz | 2019-03-12 13:01 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2019年 02月 08日

裏道通るやつも・・・

 今年のサンマのシーズンも終わりに近づいています。
 今月の中頃には月夜になるので月末の闇夜に期待ですね。
 この沖ではまだ二回しか水揚げが無いようです。
 最近は「長崎産」と書かれた「さいれの丸干し」が店先に出ます。
 この沖で捕れないのにどうして長崎???
 ちょっと不思議なので魚屋で聞いてみると・・・
 日本海の方から南下する群れも居るようです。
 どこから日本海に入るのでしょう?
 歯舞色丹を横切る?
 津軽海峡で横切る?
 以外と早く向こうまで行くようです。

 長崎産は痩せたサンマが多いようです。
 つまり、「遊木のさいれ」に近いものが多いようです。
 でも、少し皮は硬めだとか・・・
 まあ、根室や三陸のは丸干し、寿司には使えませんから・・・
 以前は四国産を見かけましたが、この沖に来ないようでは四国沖も駄目ですよね。
 「秋田産」と言うのも見ますから、それも裏道を通るやつなんでしょう。
 「サンマの名産地」のやつでは駄目なんですから、あまり聞かない秋田や長崎ってことなんでしょうね。
 いつまで捕れるのか判りませんがそちらに頼らなくてはならないでしょうね。
 宮崎なんかと姉妹提携しないで長崎の方が役立つかも知れませんね。
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 と言うことで、今のところ「遊木のさいれを干したもの」は売り場に出てきません。
 出る時は「遊木のサンマ」「遊木港産」と大きく表示されると思います。
 でも、500Kg 単位なんて水揚げでは干物屋さんの抱えている予約で消えるでしょう。
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 21時10分・・・思い切って20mほど遠征して堤防まで様子を見に行ってきました。
 右のか有馬・阿田和・新宮方向の陸の明かりです。
 左のは潜堤のブイです。
 見える範囲には漁り火はありません。
 出漁していないのでしょうね。
 この表街道でもこっそり通り抜けるやつも居るかも知れませんね。



by je2luz | 2019-02-08 04:26 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 29日

熊野の旅 熊野とイベントの位置付け

 熊野市はイベントの多い町です。
 と、言うより、日本中がイベントだらけです。
 そのイベントまみれの日本で地元住民以外の町から熊野まで来てもらうのって結構難しいのです。

 熊野市は名古屋から200Km大阪から180Km東京から550Kmほどかな?
 行楽地が熊野だけなら良いのですが、全国がそれなりに行楽地です。
 国立公園も世界遺産も今では珍しくなくなっています。
 海外からのお客さんが増えていると言われ、事実この辺でも中国や台湾の人が見かけられます。
 それでも、まだまだですね。

 今回の「木本サンマまつり」は寒い時期のイベントですが、来客は多いです。
 地元の人にはなじみの「さいれの丸干し」が振舞われて、炭火で焼いて食べられるので好評です。
 そして今回はよそからの団体さんの誘致にも成功したようです。
 残念なのは「遊木のサイレ」が揚がらないことです。
 本町の方は何とか「遊木のサイレ」が確保できたようですが、何しろ、先日のは1.3トンしかなかったので記念通りの1000匹なんて確保できなかったようです。
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 丸干しは「サンマ」「カマス」「うるめ」「アジ」などいろいろあるし、おいしい特産品です。
 「牡蠣小屋」ならぬ「丸干し小屋」を考えてはいかがと提案しても実行してくれません。
 丸干しのおかずは民宿でもよその人には受けが良いのですけどねえ。
 ただ…
 ここの名物の「丸干し」「めはり」「サイレの寿司」などは、庶民の食い物で「食えば旨いけど…」なんです。
 食えば「脂の落ちたサンマ」は旨いのですが、日本では「魚は脂が乗って居るのが上等」と言う固定概念があるので大変です。
 難しいけど、この概念を打ち壊さないとしんどいです。
 「旨いもののためなら少々遠くても…」と言う種族も多いですからね。
 よその人の口に少し合わせ「1.5夜干し」くらいに仕上げた方が良いかも知れませんね。
 「かんぴんたん」も旨いんですけどね。
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by je2luz | 2018-01-29 04:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 14日

熊野の旅 熊野きのもとさんま祭り(第6回)

 1月28日日曜日、午前9時から午後2時まで記念通りで、表題の「第6回熊野きのもとさんま祭り」が開かれます。
 去年はサンマの水揚げがなくよそのサンマを地元流、地元の味に干しあげて使いました。
 今年も一回捕れただけで今のところ見込みがなさそうですから、静岡辺りのやつを持ってきて干すことになるでしょう。
 残念なことではありますが、気仙沼のサンマまつりは地元で撮れなかったら開けませんが、ここのは「塩干物」ですから、加工をここでやれば使えますね。
 脂があまりないやせ気味のが手に入ればよいのですが…
 例年通り1000本ふるまわれるようです。
 例年の倍もするものですからありがたくいただいてくださいよ。
 団体さんが200人も来るそうです。
 それでも800本余りますから大丈夫でしょう。
 この内情は今年の場合主催者の打合せ会議後の発表でも出されていますから、私も遠慮しないで書けます。
 このイベントだけではなく普段でも積極的にサンマを輸入し「サイレの丸干し」を作ることを私は推奨しています。
 今年で不漁も二年目です。
 食い繋がないと「熊野の干物屋さん」の廃業が増えてしまいますからね。
 小さいですが熊野らしい産業ですからね。

 このイベントは記念通りと本町通がタイアップするので本町では「ぜんざい市」と「ガラガラで丸干し二本当たるくじ」などがあるそうです。
 今年はよそ者を干した丸干しでもものすごく高いですから、この際、出かけてみるのも良いかと思いますよ。
 もう少し日にちがあるし、遊木にサイレが揚ってくれることを祈りましょう!
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by je2luz | 2018-01-14 04:17 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2018年 01月 12日

さいれが揚がらない・・・

 「さいれ」…暮れにほんのちょっぴり揚がったきり、水揚げが無いようです。
 干物屋さんはしびれを切らしてぽつぽつと干しています。
 「簾のように…」ではなく、「暖簾程度」ですね。
 売り場では取り立ててなのも書いていないことが多いのですが、有馬のある店は丁寧ですから丸干しにも「仙台産」[青森産」などと水揚げ場所を書いてあります。
 他の店は書いていませんが、「新物」の表示も出していませんね。
 「無塩・ぶえん」のものは「北海道産」「三陸産」の方が好まれるので誇らしげに書いていますが、「丸干し」や「寿司な」では「遊木港水揚げ」以外は書きにくいでしょう。
 私が物産展で動き回っていた頃、伊勢の乾物屋、焼津の魚屋などに「丸干しが売れるようになったら遊木のサンマを船ごと買いに行くよ」と言われたほど、プロの業界では特徴が知れ渡っているくらい「遊木のサイレ」は独特のものです。
 「無塩・ぶえん」は病人食のようにパサパサで私は好きでは無いのですが。「丸干し」「寿司」はやっぱり地元のでなくては…
 埼玉に居る息子は「丸干し」が大好きなので「捕れたら送ったる」と言ってあるのですが…
 「ハバネロ」も言われているのですが…
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 ハバネロを送る時には破れないようにしないと、郵便屋さんが大変な事になるでしょう。
 指定はされていないようですが、「劇物」です。
 炒め物に耳かき一杯入れるだけで目がしょぼしょぼ…
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 ドライブレコーダーを付けました。
 TRANSCEND純正のビュワーで見るとマップも一緒に表示されます。
 普通のビデオ再生ソフトだと下の地図がでないようです。
 画面右下に「東経」「北緯」が秒以下まででていますし、時刻表示…
 そして、お節介な速度表示が出ていて消せないようです。
 景色を紹介する気なら制限時速+○○程度にしないといけませんね。
 よく調べていないのですが標識を読み取って警告する機能なんてあるのかも…
 長時間走るとドラレコもカーナビも「休め!」なんて命令するようです。
 カーナビが「急発進です」「急加速です」などと要らんこと言うし、ETCが「カードが挿入されていません」と毎回言うし…
 さらにドラレコがしゃべり出したらたまらんですよね。
 IoTだとかAIだとかが入ってくると人間が機械に叱られ続けなくてはならないですよ。
 昔読んだSFの世界に迷い込みかけているようです。
 格好良いヒーローとグラマーなヒロインがマザーコンピューターを命がけで破戒する…
 今の私ではやる気になっても…



by je2luz | 2018-01-12 04:21 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2017年 03月 11日

熊野の旅 どうなるのでしょうね 水産物加工施設

 この議会に上程された条例に、「熊野市水産物加工施設条例」というのがあります。
 市内遊木町の「衛生管理型市場」の脇に「水産物加工施設」が作られたのです。
 漁協への補助金とかで作ったのでは無く、熊野市直営で作られました。
 大きなものではありませんが、管理委託は漁協になされるようです。
 これについて、議案質疑をしました。

 質疑要旨
市内には中小の水産物加工業者が点在しているが、こうした業者の業務や開発活動などはどのように考えられているのか?
 回答の要旨
 設置の目的は水揚げされた魚を加工することにより、付加価値を上げ、魚価の安定に資することであり、安価な魚などをミンチにするなどして、販売する予定である。
 管理委託は漁協を予定している。
 民間の加工業者の利用などについては管理する漁協と協議して行きたい。
 ・・・とのことです。
 議案質疑は二往復までしか認められないので詳しく踏み込めませんが、流通方法などで民間の業者を圧迫しないようになどの議論はこの条例案が付託される委員会にゆだねます。
 本会議で議案質疑して口火を切っておけば委員会では必ず丁寧に審議してくれます。
 公金を放り込んで余剰労働力で気軽にやられると場合によっては民業圧迫だけが目に付くことになります。
 買い物弱者の救済などは採算面で難しいのでパスされて、安易に町場での販売に走るとややこしい問題も起きかねません。
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by je2luz | 2017-03-11 04:32 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 29日

熊野の旅 遊木漁港・市場

 昨日遊木に行った時、午前中だったので、港では漁協のセリが行われていました。
 サンマのシーズンも終わりになってきているので、魚の水揚げも少ないようです。
 時々、丸干しの乾燥風景がここに登場する近所の魚屋さんも買い付けに来ていました。
 熊野の場合、中心部の木本には良い港が無いので、少し遠い遊木と二木島が水揚げの多い漁港になります。
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 魚市場のセリと言うと、築地・魚河岸のセリを連想するでしょうが、田舎の小さな市場ではあんなふうには成りません。
 サンマがドッと水揚げされる時には大きな単位での取引になるのですが、普段は地元の魚屋さんと仲買いさんが買う分程度ですからね。
 「干物屋さん」が多いですから、干物・丸干しになる魚、サンマ、いわし、キス。カマスなどは小さなものでも売れてゆきますし、熊野の人口より見込み客も多いですから多く売れるようです。
 とにかく、熊野には大きくて冷凍庫・冷蔵庫・乾燥庫を持った干物屋さんから、鮮魚屋さんが自家販売用に少し干す店、漁師さんの副業的な干物製造屋さんまで、ものすごくたくさんあります。
 人口2万人ですが、干物を作る所は何十軒もあるでしょうね。
 今は減りましたが、一般家庭でもサンマのシーズンともなると、軒先にサンマのすだれがぶら下がったものです。
 北の方のお百姓さん軒先に干し柿や大根のすだれが出来るようなものです。
 
 塩分の摂り過ぎで、高血圧、脳溢血が多いと言われて、食生活改善で干物追放が叫ばれた地方なのです。
 塩干しの魚と、塩辛い田舎味噌の味噌汁、さらに、塩辛い日持ちする漬物がおかずだったのですからね。
 私も今は塩分を控えていますが、若い頃は漬物も玉子焼きも醤油の中で泳がせていました。
 卵掛けご飯も真っ黒でしたね。
 とにかく、丸干し・干物の好きな所です。
 だからこそ、熊野の干物は魚の種類も塩加減もバラエティに富んでいて好みにあった美味しいものがあるのです。

 マスコミさんやグルメ評論家さんなんてのは、特定の…たまたま目に付いた魚屋さんのものを、それしかないような褒め方をしますが、味の好みなんて十人十色です。
 なかにはほとんどの人が「塩辛すぎる」と言うのもあるでしょうが、そんなのを好きな人だって居るのです。
 バカボンパパだって言っています。
 「それで いいのだーー」
 本当に、それで良いのだと思います。
 多すぎて、好みの干物屋さんを見つけるもが大変かもしれませんが、どれだけの人が微妙な違いが分かるのでしょう。
 私には熊野のほとんどの干物屋さんの丸干しは美味しいです。
 丸干しで育ったので少しは分かるのでしょうが、新鮮なものを干したのは美味しいです。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-29 09:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)