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LUZの熊野古道案内

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タグ:台風12号 ( 8 ) タグの人気記事


2011年 10月 25日

熊野の旅 七里御浜の流木

 台風12号から一月半…
 七里御浜はほぼ全域でゴミの山です。
 熊野川や井戸川などから流れ出た流木を中心としたゴミで「埋め尽くされている」と言って良いような状態です。
 今のところ、片付けられる見込みは立っていません。
 一部の住民からは、「みっともないからどけさせろ!」という声も出ています。
 しかし、熊野から南牟婁に掛けての実情は浜の流木に手を付けられる状況では無いのです。
 護岸の崩壊、家の背後地の崩落、農地の壊滅・・・数限りない災害箇所で、「予算が付いても施工できないのでは無いか?」と心配される状態です。
 「みっともない」と言いますが、たかがと言ったら叱られるかも知れませんが、「通りすがりの観光客」の目を気にしているだけでしょう?
 本当にやらなくてはならない事に手が付かないのに見かけだけ掃除してとりつくろう方が「みっともない」事でしょう。

 ボランティアで片付くような通常の台風後のゴミでは無く、一本の流木を動かすのに10人も掛かろうかというのがゴロゴロ転がっているのです。
 キャタピラーのある重機で浜の外に持ち出さないとどうしようも無いのです。
 今後の大水の時怖い、河川敷内の流木も全部が排除できた訳ではありません。

 確かに「格好良い」といえる状態では無いです。
 しかし、地区の現状をもう少し広い目で見て欲しいですね。
 行政の味方をする訳でも無いですが、「優先順位」てのがあります。
 と、・・・言っても・・・
 急がないはずとかあまり要らない公共工事がやられているのも確かですけどね。
 付いた予算は粛々とこなさなくては…
 困った官僚体質が目について悲しくなるときがあります。
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by je2luz | 2011-10-25 09:48 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 24日

熊野の旅 台風12号 被害概要

 台風12号関連水害による被害の概要…2011年9月14日現在・熊野市調べ
   人的被害  軽傷 1名

   家屋被害  全壊     32
           半壊     50
          一部損壊    1
          床上浸水  817
          床下浸水  308
            合計  1.208
 二木島地区を除いて市内全域に広がっていますが、井戸町、紀和町が圧倒的に多くなっています。
 熊野市の世帯数が一万戸を切っているのですから、この建物戸数はものすごい比率です。
 しかし。山崩れを含めて32戸もの全壊家屋がありながら、軽傷1名というのは優秀です。
 急流の川があるのに、いわゆる、高い堤防に守られていて、堤防が決壊してどく流が押し寄せるというような浸水の仕方では無く、じわりと水が押し上げてきて、床下、床上になったものがほとんどなのでけが人も出さずに済んだ所が多いです。

 公共施設関係でも多大な被害が出ています。
 海岸部の簡易水道を除いてほぼ全ての上水道と簡易水道が被害を受け断水しました。
 中心部では大泊水源・井戸水源・産田水源がやられ、井戸水源では2億4千万ほどの被害になるようです。

 なんと言っても、中枢機能を担う市役所の地下室がかん水して、電源施設全部がショートしてしまったのがその後の熊野市の混乱を増長しました。
 20年も前、私が前回議員をしていたときに進言したのに聞き入れず、10年ほど前に一部浸水したときにはほかの議員からも指摘されたのにこれまた聞き入れずにいたことがこれを招いたのです。
 市役所周辺で、言うなれば一番低いところに市役所の心臓部分をおいてあったのですからね。
 これは、怠慢といえることでしょう。
 指摘が無くても怠慢ですが、指摘を無視してきたのですからね。

 これによって色んな機能が麻痺し、市民や熊野出身者に対する業務や情報面でものすごく迷惑掛けたのに、前にも書いたように、CATVにもHPなどにも、自らのミスをわびる言葉も、情報を出せなかったことに対する「お詫び」なんて出しませんでしたからね。
 市役所も被害者…と、言いたいのでしょう。
 しかし、素人に指摘されるほど・・・
 それも、今回が初めての浸水では無いのですから人為的災害ともいえるのです。
 伊勢湾台風の時は今回より更に1mほど水位が高かったのですからね。
 市役所自体はそのときにも浸水しないだけの高さに一階から上はあります。でも、心臓部が半地下ではねえ…
 そして、今発表されている市庁舎の被害は…2億7500万円…です。
 ちなみに、まだ電気は復旧していません。
 土木業者の名前の入って発電機が動いています。
 まあ、無理は無いとも言えますが、当局の説明は素人以下で質問する気にもならない状態です。

 余談ですが…
 要らんことを相談する偉い大学の先生が居ても、こうしたときに相談する人が居ないんでしょうね。
 この意味を分かる人が熊野市になら居ると思います。

 消防団の消防自動車も二台水没したようです。
 団員に犠牲が出なかったのでよしとしましょう。

 そして、全国でも時々あるように、ダムの放水のタイミングの悪さで浸水した可能性が強いのが「紀和町」です。
 電源開発のダムは「発電ダム」で「治水ダム」では無いのですから、水は電源の財産で放水は電源の権限には違いないのですが…
 放水を本格的に始めたのが遅くて洪水の時期にはものすごい水量を放出したようです。
 紀和町出身の議員さんが市長に対し、「電源開発に対し抗議する気はありませんか?」と質問すると…高級官僚的に、先の法的な部分を説明し、「抗議する立場ではないし抗議する気は無い」と非常に人間味の無い答弁をしました。
 出身が官僚というのでは無く、暖かみが無い人間性が垣間見える気がします。
 三重県議会で同じ趣旨の質問を受けた三重県知事は、「今後。電源開発と放水方法などについて協議してゆきたい」と、法には無い部分でも住民の安全に配慮する答弁をしています。
 
 以前は水利権更新に同意する権利を有した県知事ですが、今では、その権限は国に取り上げられて、「助言」しか出来ないようになってしまったのですが、そんなこと関係なく住民の安全第一という思考回路があると言うことです。

 これらの数字も全くの概算です。
 増えることはあっても減ることは無いでしょう。

 台風さんにも少し考えてもらって、一回の台風あたりに降る雨を500mmまでにしてもらいたいです。
 そして、この災害でやられた、河川や山腹の修復にめどがつくまでの2年間ほどは、200mm位まで減免して欲しいです。
 冷たい行政でも「災害控除」があるのですからね。
 龍神さんとかも「神様」でしょう?
 いくら紀州でも続けて1000mmを超す雨には耐えられません。
 これを木曽路・飛騨路と名古屋に持って行ったら…
 15号で100万人に避難勧告を出したのですから、名古屋市どころか濃尾平野全域に避難指示でしょう。
 死傷者も伊勢湾台風以上になるでしょうね。
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熊野市周辺地図です
 


      

by je2luz | 2011-09-24 10:49 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
2011年 09月 23日

熊野の旅 罹災証明

 12号台風・15号台風では浸水した地域が多く、床下・床上浸水、山崩れや護岸崩壊によって建物が半壊・全壊した家がたくさんあります。
 熊野市の災害見舞金は。床上浸水2万円、家屋半壊3万円、家屋全壊5万円です。
 まさに「お見舞い」程度です。
 これは当然のこととして、罹災届があったところにしかでません。
 罹災届を出して、調査してもらわないと当然見舞金は出ませんし、罹災証明をもらっておかないと、税金申告の時に「災害控除」が受けられません。
 もっと大きな罹災者向けの援助制度もここからスタートします。
 今回のような場合は市役所も総力あげて浸水地区を聞き取り調査に出ますが、当然離れた場所などでは漏れがでます。
 熊野市だけで無く、どこの自治体でも同じはずです。
 忙しいさなかに届けを出すのも忘れがちでしょうが、忘れないでください。

 ここで言う、床上浸水・半壊・全壊の解釈は自治体の物と保険会社の物とでは差があるようです。
 保険をかけてある人は自治体の物より保険の方が高額になると思いますから、そちらへの連絡も忘れないでください。

 床上浸水で建物が無事で済んだ家でも、長く漬かると塗り壁が落ちます。
 大壁の家では建材の中に入り込んだ水がなかなか乾きません。
 床下浸水でも、都市部になると入り込んだ水が汚穢を含んだヘドロを持ち込んできます。床浸水では部屋中にこれが入り込んでいます。
 取り除いて、洗えるところは洗って…役所からは消毒にも来てくれますが…
 においが残ってしまう場合もあります。
 完全下水道でも逆流はするのですが、くみ取り式の多い田舎町では大変な量の汚穢があふれ出すのです。
 何度も浸水されたりしたお店などでは、本格的に移転を考えているところもあるようです。
 山間部では、集落から出て行く動きがありますし…

 津波被害地の高台移転が話題になっていますが、水害でも同じことが検討されても良さそうな場所もあります。
 あふれ出て広大な面積に広がった水を、本来の川に押しとどめようとするなら、あふれ出た水位より堤防がかなり高くなくてはなりません。
 鎌倉時代や江戸時代から始まった、川や海との戦いが未だ完成していません。
 名古屋市みたいな所でも、川の途中で堤防が2mも低いところがあって水が超したのだとか…
 河川の専門家、治水の専門家、土木の専門家…専門家が出来て100年ほどになるでしょうけど…何をやっているのだか…
 まあ、本当に勝てるとは思いませんけどね。

 かなりの町で、かなりのお金をかけて「ハザードマップ」というのを作ったはずです。
 なのに…
 これだけ広域で災害が発生しても、役所もマスコミもその町の「ハザードマップ」が合っていたのか、活用されたのかについてはふれもしませんね。
 役所の作る「計画書」なんてのは「作るために作る」物も多いです。「ほかが作るから作る」のもあります。
 でも、職員が夜なべして作るのでは無く、結構大金をかけて「専門家」にお願いして書いてもらうのです。
 きれいな色刷りの物が出来ていて、きちんと報告会などもされるのですが、一般市民には周知できません。
 広報に織り込んだりすれば、役所としては「全戸配布して周知せしめた」ことになるのですが、住民の方は玄関まで水が来ないとぴんと来ないのです。
 のど元過ぎれば何とやら…
 いやなことは忘れる人間の脳の基本的な能力で災害も割合と早く忘れます。
 興味を持っている私などはそこそこ覚えていますが、特殊な例でしょう。
 そもそも、「広報〇〇」なんてあまり読んでもらえませんし…

 日本列島、四季があって変化に富み、気候もそこそこ温暖で人間が住むのには良いのですが、地震はあるし、火山もあるし、梅雨もあるし、台風も来ます。
 災害の方でも賑やかな国です。

 そうそう…
 運ぶ産品も無くなって、車の量も期待できない「高規格道路」の作る大義名分に「生命の道」なんてのがつきましたよ。
 被災地になったときに救援物資を運ぶのに高速道路が要るのだそうです。
 防災には使えないけど道路になら建設国債で金は作れるようです。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-23 10:36 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 22日

熊野の旅 取り敢ず13億ほど…

 台風12号の水害に対する激甚災害指定は決まりましたが、この先が結構大変です。
 熊野市の一般会計予算は125億円ほどなんですが、今日上程された熊野市一般会計補正予算(第三号)では、12億5千万円ほど追加がだされました。
 総予算の一割が取り敢ず必要な災害復旧費になります。
 この先追加がまだ出てくるでしょう。
 まだ、設計なんて何も出来ていませんから、まさに概算要求的なものです。
 でも、金を作らないと…

 民間と違うのは、こうした火急の金は補正予算を組めば使えるのです。
 当然のように国の制度に則った補助金頼みですけどね。
 「災害復旧債」なんて分かったような分からないような借金もありますしね。
 「立て替えておけよ…あとで利息と一緒に元本もあげるから…」と言うものです。
 借金の繰り延べですね。
 こうしたやりくりでこんな時をしのぐのなら良いのですが、普段からこうしたシステムで借金をたらい回し、繰り延べをやっているのですから、世界一に借金王国になっても当然でしょう。

 高速道路も漁港も孫の世代まで使うのだから、孫の代に借金の付けを回しても良いのだ!…と、国会議員さんとか高級官僚は言いますね。
 孫どころか今のおじさんから見ても要らない物が目白押し…

 よその町のことですから言っちゃあいけないでしょうが、元々毎年のように水に漬かっていた場所に宅地を造り、少しの家を守るために5億円もかけたおもちゃのような堤防を作って…ばったり倒れて水浸し…
 そして、また、作り直すのだそうです。
 こんなのはおかしいですね。
 そんな場所に宅地を造った人が自己責任で作るべきでしょう。
 水に漬かったことは気の毒ですが、前提が少し狂っているような気がします。
 半世紀、一世紀に一度では無いですからね。
 行政が認可した責任上、法外なお金もかけるのでしょうかね?
 こんなの書いたら叱られるかな?
 そうした公共事業を作るのが「出来る政治家」だそうですね。

 にしても…
 この予算でやるのは、「災害復旧」です。
 基本的には「復旧」で「改善」に向かうことはほとんど無いです。
 この先で、対策事業、改良工事にもって行くのが大変なのです。
 限界集落化したところを放置すると下流では土石流の危険が高まりますし…
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-22 19:13 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 20日

熊野の旅 ゴミの山

 今回は全壊という家屋は少なかったですが、床上浸水が多かったので家財道具のゴミが大量に発生しました。
 熊野市には可燃ゴミ用の焼却施設と、不燃物処理用の施設があります。
 今回のように一時期に大量のゴミは発生すると、焼却施設のピットではとても受け入れられなくなります。
 通常に回収される生ゴミは焼却施設で全部処理しますが、家財道具などは一旦不燃物処理場に持ち込んでストック、処理するしかありません。
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 これは畳の山…
 乾いていればよく燃える物ですが、どっぷり水に漬かると今度は乾かなくなります。
 「本床」と言われる芯まで藁の物は乾きません。
 「スタイロ」なんてのはあまり燃やしたくない石油製品です。
 今の畳は堆肥にもなりにくいし…
 時間をかけて、裁断して燃やすしか無いです。

 熊野市では合併前の紀和町が出資して作った「ゴミ固形燃料化施設」があります。
 以前にこれを使う三重県の発電所が爆発炎上して一大ニュースになった物です。
 この固形燃料のペレットにして発電するのが理論的には良いことなのですが…
 事故もあってそうは行かない情勢です。
 電気が足りないのだから…なんてことにならないのが役所主体のゴミ発電なのです。
 と、言うより…
 この工場が動いているのが不思議なくらいです。
 だから、元からの熊野市のゴミはそちらには行かない…行けないでしょう。
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 この山は基本的には不燃ゴミ・・・でもタンスも混じっているし…
 その脇には。家電製品の山…泥混じりの山…
 大きく分けられて山積みされています。
 これを処理するのは大変な作業です。

 熊野市の焼却炉は20年ほど前に作った物で、老朽化しています。
 先日もこの災害ゴミの焼却を始めると故障したくらいです。
 連続炉では無いので24時間体制で燃やすには人員配置なども想定されていないし…
 でも、温度を上げ下げしない方が、耐熱煉瓦のためにもダイオキシン対策にの良いはずです。
 メーカは「荏原製作所」だったように記憶しています。
 大企業だから、お金払わないと協力してくれないのかなあ???

by je2luz | 2011-09-20 17:27 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 18日

熊野の旅 急傾斜故の被害 大馬 2

 大馬の集落は急な谷…沢…沿いに張り付くように下から上へ積み重なっています。
 その沢沿いに、急な道路が上ってゆきます。
 かつてはその沢が生活の中心だったはずです。
 井戸など掘れる地形ではありませんからね。
 黒いホースが出来てからは、高いところで取水した水を簡易水道にして使ってきたでしょうが、竹の樋などの時代はこの沢水が生活のすべてだったと思われます。
 私が子供の頃には、もっと大きくて上流の人家の数も多い、「大又川」の流域でも、川や農業用水を生活用水として使っていましたからね。
 地形のおかげで、昔は暮らしよかったかもしれません。
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 近代になると、ものすごい急坂ですから、自転車もあまり便利とはいえないし、自動車の時代になっても、若葉マークの人だと、いったん止めてしまったら発進できない…という恐怖に襲われるような所です。
 この急峻な沢が、今回は暴れていました。
 集落の中を流れているところでは、「大抜け」はありませんが、道路はずたずた、ほとんどの家に水が入るという被害が出ています。
 沢が小さくて、大抜け部分が少ないので、下流の井戸側沿いのように、視界が白くなると言うような光景ではありません。
 ただ、道も家も無事なところの方が少ない状況です。
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 復旧作業には重機や最低2トンダンプが入れなければなりません。
 それを入れるには、真ん中を走る道路の更なる補強が必要ですね。

 昔は「杉苗」の生産が盛んだったので、ここで作られた杉の苗が熊野周辺の山にはたくさん植えられているはずです。
 でも、「杉苗」を作ると言うことは、土地がそんなに肥沃ではないし、水田に出来ないところがたくさんあったと言うことでしょう。
 「大馬の杉苗」は「採種」の段階からまじめに取り組まれたものなので、この地方では信用があったものなのです。
 時代とともに、効率の悪い段畑での杉苗作りはなくなって行きましたし、林業自体の衰退しました。

 大馬は中心部から車で10分ほど…
 なのに、「山の中の隠れ里」なんです。
 文化人が好む風景です。
 でも、過疎は進むし…
 今度の災害で、ここを離れる人がいなければ良いのですが…


 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-18 11:57 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
2011年 09月 17日

熊野の旅 遅れました 大馬もひどいです

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 今日、ようやく井戸町大馬(おおま)に入りました
 先日の瀬戸の橋から右折して大馬に向かう大馬一号線は中程で大きな崖崩れがあり閉鎖されていましたし、その先の大馬の集落はまともに車が入れる状態ではなかったので、見に行っていませんでした。
 ようやく、集落の中まで車が入れるというので行ってきました。
 
 写真は大馬の入り口の家です。
 かつてはお店をやっていた家ですが、大馬神社から流れ降りてくる谷川が暴れて、屋敷の石垣が崩され、家が宙に浮いています。
 庭だった部分も掘り崩され河原になっています。
 家の裏も崩れ、このままでは住めないですね。

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 ここで左折すると、道は「大馬神社」へと上ってゆきます。
 しかし、120mほど進んだところで、路肩がなくなり、その上流では電柱も道をふさぎ、さらに路盤が無くなっていて進めませんでした。。
 入り口でこれですから、この先の先年にもやられたところとか、一体どれほど道が壊れているやら…
 この先にある、以前に区長さんをしていた家にはもう人はいないのかな?
 災害があってから、もう1週間以上になってくるのに、応急処置の手も回っていません。
 「大馬神社」に参拝できるようになるのはずいぶん先になると思います。

 この谷が大馬にある谷の一本です。
 ここには、「水大師」の方からくる谷と、集落の真ん中を割って通る谷と、全部で三本の谷があります。
 本流からまっすぐ伸びている「水大師」へ向かう谷もあれているそうですが、そちらの方には入りませんでした。
 道の痛みが激しいので、四駆でもない軽四輪車の単独走行はやはり心細いですからね。

 明日は、集落の真ん中を走る谷沿いをルポします。

 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-17 17:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 09月 15日

熊野の旅 激甚災害と被害確定

 今回の水害は熊野市全域に広がり、未だに道路が復旧しておらず、どれだけの被害箇所があるかも本当のところはわからないはずです。
 職員さんも必死で被災箇所把握に走り回っていますけどね。
 それでも、短期間で全部を把握するのは難しいです。
 国土省の方からも調査チームが入って調査してくれていましたから、ほぼ、カバーはしたとは思いますが、この調査の対象は、道路と河川だけだと思います。
 被害箇所が102カ所だと発表され、市長は「詳細に把握できた」といわれておりますが、どこまで詳細なのか…

 未だに不通になった県道などがあるのに、実態は市民に何も発表されていません。
 まあ、市役所が機能麻痺状態で、CATVにもNETにも情報をを出さないのですから…
 従って、市民は今回の水害の被災範囲するわかっていない状態です。
 うわさ、風評が流れていますが当たり前でしょう。

 雨の降り始めはテレビ報道が「熊野市」「熊野市」とやりましたが、災害発生後は紀宝町・十津川村・新宮市・那智勝浦町・田辺市に集中しましたからね。
 被害額は道路・河川だけで10億5千万円と熊野市の被害が三重県内では一番大きいようですけどね。

 今日、恒例の「広報くまの」が配られてきました。
 災害前に印刷されていたもので配達が少し遅れたものです。
 にしても…
 いつも通りのきれいな「広報くまの」「福祉くまの」「県政便りみえ」の定期刊行物と「熊野市暴力団排除条例」のパンフレットだけです。
 忙しいのもわかりますが、水害に関したもの、「罹災証明発行」「被災者住宅」などと言った市民に役立つニュースは紙切れ一枚入っていません。
 行政無線での放送以外には何も出てこない市役所も困ったものです。
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 この被害額は、こうした河川でも護岸の破壊された分と谷が埋まった分だけで、民家などは被害額に入っていないと思うのですが…
 締め切りを急いで漏れちゃうところも出る恐れがあります。
 今年の後半から来年度にかけては、この災害復旧で土木関係も大忙しだし、市の方のお金も例年よりいるようになります。
 それでも、かっこうよく見える観光だとかの予算を振り替えない場合が多いです。
 はたして、今編成中の来年度予算の組み替えをするのやらしないのやら…
 田舎町の「電柱地中化」なんてのはどうでも良くて金の掛かることなのですが…
 県や国との関係が気になるでしょうしね。

 まあ、正式に質問する機会もありますから、もう一度聞いてみますけどね。
 先頃、同じことを聞いたら、剣もほろろって感じでした。
 そのときは災害もなかったし…
 
 
熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-09-15 10:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)