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LUZの熊野古道案内

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2011年 03月 31日

熊野の旅 弁当屋さん かね久

 熊野市の駅の近くに熊野市物産振興会に加入している仕出し弁当屋さんがあります。
 都会と違い会社がたくさんあるわけではないので、サラリーマン向けのお弁当の数もそんなに多くないのでしょうね。
 駅の近くで、一番人の居るのが市役所ですね。
 かつては「電電公社」があって交換手さんなど一杯働いていたのですが、電話が自動化(随分古い)なるし、今では「NTT」の窓口もなくなっています。
 国鉄時代には駅員さんもたくさん居たのですが、今では貨物の扱いも無いし、ポイントの切り替えすらないのですから激減しています。
 三重交通のバスの営業所、車庫も出て行って有間の沼地にありますから、運転手さんも居なくなりました。
 駅前からは「中京銀行」(旧・中京相互銀行)も撤収したし…
 見事に働く人の姿が消えたのです。

 こうした熊野市駅の駅前では、「駅前食堂」の数も減ったし、「駅前旅館」はもうありません。
 土産物屋も事実上、熊野市の子会社…「有限会社熊野市観光公社」が新しい立派な建物で、身銭を切って遠来のお客様用に営業しているだけに近いです。

 こうした中で、数軒の食堂、みかん屋さん、仕出し弁当屋さんなどが頑張っています。
 その一軒が、今日の「かね久」さんです。
 お店風でもないのですが、普段もお昼の弁当は中で売っています。
 他所の人だと通り過ごしてしまいそうですけど…
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 ここのオススメは、「熊野熊野古道弁当」です。
 予約しないと手に入らないようですが、気の効いた籠の弁当箱に入ったもので嬉しくなる人も多いのではないでしょうか?
 松本峠と獅子岩・花の窟神社を結ぶ道筋の一つにはなるのですが、一本化できないのでお客さんが分散してしまいます。
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 国道を通れば簡単に浜にも出られるし、「モスバーガー」があるし・・・
 本町通りを通れば、「石畳」があるし…
 記念通りを通れば他にも弁当屋さんがあるし…
 パラパラ程度の熊野古道歩きの人を三つに割っているのでお店屋さんも大変だと思います。
 「かね久」さんの電話番号は・・・ 0597-85-3548 です。

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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-31 09:43 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 30日

熊野の旅 流行り言葉?「社会実験」

 秋葉原の歩行者天国も復活したようですね。
 昔、銀座の交通を遮断して「歩行者天国」を始めた頃は随分話題になりました。
 わざわざ、「歩行者天国」を歩くために上京した人も居たくらいです。
 でも、この企画は公安委員会とバス会社などを納得させられれば割合と簡単に真似できることなので、全国に広がりました。
 若手の無名歌手やお笑いの芸人志望の人にはありがたい舞台にもなっていたようです。
 でも、「ほこてん」のための「歩行者天国」は段々廃れて行ったようです。
 それでも、適当な会場の無いところではイベント用の「歩行者天国」は多用されるようですね。
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 熊野市では一番のメインストリートでバス通りでもある「記念通り」がイベントがあると「ほこてん」にされます。
 県立木本高校の通学バスと、新宮まで行くバスが走っているのですが、高校の通学バスは土日には関係ないし、時間的にも朝早くと夕方にならなければ迷惑は掛けません。
 新宮との間のバスも記念通りのっ端っこ、「新町」から、通行止めされる400mほどの間には二つの停留所がありますが、問題になるほど客も居ないし…バス会社も割合と簡単に応じてくれるようです。
 その、バス停にはこんな専用のカバーが用意されています。

 年に何回かの少し大きい?イベントにはこうして通行止めに成り「歩行者天国」が出現します。
 もう、随分の30年余りの年月になりますね。
 木本町の老齢化、人口減少で膝元の見込み客は激減しました。
 小学生などは1/4以下になったでしょうか?
 そして、ものすごく大きな町でも無いので、出店、出し物も見慣れたものになってしまいます。
 つまり…
 客数が減ってしまうと言うことです。

 それで…
 今度はその「歩行者天国」を土日の二日とかやってみて記念通りの来客が増えるかどうか実験するのだそうです。
 三重県の南側の高速道路料金がただなのが「社会実験」と呼ばれるのだそうですが、熊野市のこの企画も「社会実験」だそうです。
 この言葉が役所の企画としては流行りだしたのでしょうかね?
 「実験」なら失敗しても問題ないですし、便利かも…
 でも、30年もやってきて、今更実験も無いでしょうにね。
 「ほこてん」ありき…では客は増えませんよね。
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 意地悪して、人の流れを遮断したわけではありません。
 日曜日、12時35分に撮った写真です。
 前の写真の女の子たちの後ろには・・・

 この通りで店をやっている人も、「こんなのやっても通行人が減ることはあっても増えやせん」と言います。
 バスはまだしも、自家用車も近づけないので、周辺部の人は記念通りを避けてしまいます。
 客寄せの企画が無ければ…
 気の毒ですが、少々淋しい現状です。
 「飲んだら乗るな!」の時代ですから、そっちでの客寄せも出来ませんしね。
 桜の開花が遅れて花見に人を撮られたのでもないのですが…
 でも、物産販売の常連のお年寄りのお客さんは「お寿司」とか「干物」を買っていました。
 こんな所では定番の、子供向けの「たこ焼き」「お好み焼き」などは子供が居ないので…
 この実験・・・どんな答えが出るでしょう?
 カウンターで数をかぞれるアルバイトでも使うのかな?
 三重県は「うまし国」なんて継続事業をやっているはずなのですが、そのイベントもこの辺ではお目にかからなくなったような気がします。
 ばらばらなんです。

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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-30 09:41 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 29日

熊野の旅 遊木漁港・市場

 昨日遊木に行った時、午前中だったので、港では漁協のセリが行われていました。
 サンマのシーズンも終わりになってきているので、魚の水揚げも少ないようです。
 時々、丸干しの乾燥風景がここに登場する近所の魚屋さんも買い付けに来ていました。
 熊野の場合、中心部の木本には良い港が無いので、少し遠い遊木と二木島が水揚げの多い漁港になります。
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 魚市場のセリと言うと、築地・魚河岸のセリを連想するでしょうが、田舎の小さな市場ではあんなふうには成りません。
 サンマがドッと水揚げされる時には大きな単位での取引になるのですが、普段は地元の魚屋さんと仲買いさんが買う分程度ですからね。
 「干物屋さん」が多いですから、干物・丸干しになる魚、サンマ、いわし、キス。カマスなどは小さなものでも売れてゆきますし、熊野の人口より見込み客も多いですから多く売れるようです。
 とにかく、熊野には大きくて冷凍庫・冷蔵庫・乾燥庫を持った干物屋さんから、鮮魚屋さんが自家販売用に少し干す店、漁師さんの副業的な干物製造屋さんまで、ものすごくたくさんあります。
 人口2万人ですが、干物を作る所は何十軒もあるでしょうね。
 今は減りましたが、一般家庭でもサンマのシーズンともなると、軒先にサンマのすだれがぶら下がったものです。
 北の方のお百姓さん軒先に干し柿や大根のすだれが出来るようなものです。
 
 塩分の摂り過ぎで、高血圧、脳溢血が多いと言われて、食生活改善で干物追放が叫ばれた地方なのです。
 塩干しの魚と、塩辛い田舎味噌の味噌汁、さらに、塩辛い日持ちする漬物がおかずだったのですからね。
 私も今は塩分を控えていますが、若い頃は漬物も玉子焼きも醤油の中で泳がせていました。
 卵掛けご飯も真っ黒でしたね。
 とにかく、丸干し・干物の好きな所です。
 だからこそ、熊野の干物は魚の種類も塩加減もバラエティに富んでいて好みにあった美味しいものがあるのです。

 マスコミさんやグルメ評論家さんなんてのは、特定の…たまたま目に付いた魚屋さんのものを、それしかないような褒め方をしますが、味の好みなんて十人十色です。
 なかにはほとんどの人が「塩辛すぎる」と言うのもあるでしょうが、そんなのを好きな人だって居るのです。
 バカボンパパだって言っています。
 「それで いいのだーー」
 本当に、それで良いのだと思います。
 多すぎて、好みの干物屋さんを見つけるもが大変かもしれませんが、どれだけの人が微妙な違いが分かるのでしょう。
 私には熊野のほとんどの干物屋さんの丸干しは美味しいです。
 丸干しで育ったので少しは分かるのでしょうが、新鮮なものを干したのは美味しいです。
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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-29 09:40 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 28日

熊野の旅 熊野市物産振興会 鈴和地鶏店

 熊野市が特産品にしようとしているものに「熊野地鶏」があります。
 これは三重県が東紀州の特産品を開発しようとして試作・完成させたもので、名古屋コーチンなどを掛け合わせた、「肉鶏」です。
 最初はいらんな人が飼っていましたが、生き物を飼う、それを売る…大変だし難しいものです。
 段々減っていって、今では熊野市の子会社の「紀和ふるさと公社」と民間の「鈴和地鶏店」になりました。
 そして、先般は隣の紀和町の養鶏場での「鳥インフルエンザ」騒ぎがあり、出荷も止まりました。
 いまは正常どおりに出荷されていますし、熊野地鶏からは鳥インフルエンザは出ていません。
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 まあ、生きたままの鶏を見ても皆おんなじに見えますけどね。
 普通の食肉系のニワトリよりも、広い場所で飼い、飼育期間も少し長くして味が出るようにしたのだそうです。
 でも、昔のように「ババ鶏」になってから潰すのではなく、娘時代に潰しますから柔らかですし、「昔のかしわ」のようなにおいはありません。味が濃いだけで癖はありません。…と、言うことです。
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 有馬の小学校の前にあるお店はこんな感じですが、イベントの時にはのぼりを立てて実演販売しています。
 焼き鳥の美味しそうな臭いと煙が出ています。
 そして、店主さんが黙々と串を焼いています。
 熊野古道歩きの時にイベントに出くわせばこの「熊野地鶏の焼き鳥」にありつけるかもしれません。

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熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-28 09:23 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 27日

熊野の旅 熊野市物産振興会 花のいわや亭

 最近オープンしたお店です。
 場所は名前通りに「花の窟神社」のすぐそば、サークルKの並びです。
 料理屋さんで寿司や魚料理など色んなものが出るようです。
 元は本屋さんやレンタルCD屋さんが入っていた建物を改装した結構大きなものです。
 大将は、地元の人なら知っている「千代寿司」さんです。
 「千代寿司」さんの本店も駅の近くで営業を続けています。
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 この写真も超ワイドと言ってよいほどのレンズで少々誇張してありますが、駐車場も十数台は停められるし、車の方には良いかもしれませんね。
 私は出来てから一度も食べていませんが、「千代寿司」さんですからネタと味にはこだわっていると思いますよ。
 お昼も営業しています。
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 二枚目の写真は店の入り口においてある大きなスライドショー看板のデータを頂いて並び替え加工してあります。
 お店の一階には地元の野菜などを売っている、「花のいわや物産」と言うお店もありますから、お土産も買えます。
 店の外観だけ撮影し、料理は撮影しないでデータを頂いて来てお店の中をうろついていませんので詳細は分かりませんが、新鮮な野菜が見えていました。

 物産振興会のスライドショーは40ほどの会員全部の紹介なので、各店舗二種類か三種類の写真しか入れられませんから、それこそ駆け足になります。
 一齣の設定を3秒にするつもりですからしげしげも見られないでしょうね。
 せめて時分の所が増えるように、基本のリストに各店舗ごとにもうワンセクション加えるつもりです。
 これをやると、整理番号もDOS時代の番地のように飛ばしておいて、丁度反対側の番地の空き地に二回目を入れなくては成りませんし、各店舗のフォトフレーム一つ一つに追加焼きこみも作業しなくては成りませんね。
 でも、当初の予定ように他の店と同じ回数だと4分あまりに一回しか時分の店は出てこないし…
 と、言うことで私が一人でやることですから増やすことにしたのです。
 でも、データのありそうなところにデータを頼んでも中々送ってくれないし…
 お店では無い人には中々電話もつながらないし、言っても留守だし、熊野市は広いし…
 困ったものです。
 

熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-27 09:41 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 26日

熊野の旅 熊野市物産振興会 レンタカー

 熊野市駅の駅前には常時数台のタクシーは待機しています。
 定期バスもやってきます、
 津や名古屋・東京行きの長距離バスもあります。
 でも、「駅レンタカー」と言うものはありません。
 ここの世界文化遺産・紀伊山地の霊場とその参詣道と言う物はものすごく広いし交通の便の悪いものです。
 「参詣道」…「熊野古道」は歩くための道なので車も厄介なのですが、かといって近づこうにもまともに公共交通機関もありません。
 「なら、バスを出せ」と言われても、一日数人のためにはバス会社も走れないし、自治体も地元の過疎地のの足を確保するためにバス会社に出している補助金だけでも大変ですから、とてもそんなことは出来ません。
 と言うことで、レンタカーを欲しがる人も居るはずなのですが、「駅レンタカー」とか大手自動車ディーラー系のものが無いので、ここにはレンタカーが無いと諦める人も居るでしょうね。
 ちゃんとあるのですけどねえ…
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 駅からは少々遠い有馬町の国道42号線沿いにあります。
 約2Kmほどですから、歩いてゆくには遠いですが、途中には「獅子岩」「花の窟神社」と、見逃せない所があるのですから、車に乗る前にじっくり歩いてみると言うのもありでしょう。
 台数はたくさん無いですが、よほどのことが無ければ何かしらあいているのでは無いでしょうか?
 早めに予約すれば問題ないでしょう。
 この際ですから、ここの電話番号を寝せます。
 『紀南自動車整備企業体』・・・熊野市有馬町5609  電話0597-89-2124
 看板には『紀南レンタカー』と言うのも出ています。
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 国道、新宮方面から見たものですが、ここの国道は片側が松原で何も無いですから分かりよいです。
 花の窟神社を過ぎて少しするとこの松原の中の遊歩道に入れますから300ほど中を歩いて国道に戻るのも良いですよ。
 ただし、うっかりすると歩きすぎてこのレンタカー屋さんを通り越すかもしれません。
 「スーパーオークワ・有馬店」まで行くと100mオーバーです。


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by je2luz | 2011-03-26 11:06 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 25日

熊野の旅 熊野市物産振興会 雑魚屋かんばやし

 熊野は魚屋・干物屋の多いところです。
 もっとも、売っている所ではなく作っている所が多いのですけどね。
 人口二万人弱がバラバラに住んでいるのですから売るお店がそんなに出来るわけも無いです。
 作る方は港から離れた南の有馬町から北の外れ甫母町まであります。
 今は合併しましたが、元はしないに6漁協あった位ですから漁港は多いのです。
 本格的に乾燥庫を据えて出荷する所から、少しだけ干してその近くにだけ売るところまで色々のようです。
 その中で、町の真ん中にあって目立つのが、この店、「雑魚屋・かんばやし」かもしれません。
 町中で一等地すが、間口は1間無いくらいです。
 なんだかアムステルダムではもっと広い間口の建物を「世界一間口が狭い」なんて唄っていましたが、日本にはあれより狭いのが一杯あるでしょう。
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 レンズのマジック、超広角で撮ればこの通り普通の店に見えます。
 この店は熊野市のメインストリート、駅から松本峠に向かう道、「記念通り」で、熊野の誇る「スーパー・オークワ」の近くにあります。
 サンマの丸干し、生節からカマスの丸干し、あじのみりん干し・・・干物全般扱っていますし、通販もやっています。
 そして、鰻を使った弁当などもやっています。
 イベントにも積極的に出ています、
 そんな時は「鰻の弁当」が中心になっているようです。
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 鉄道で来て松本峠に向かうならオークワを通り越して信号を越えるとすぐにあります。
 間口は狭いですが、目立つようにしていますから見落とさないでしょう。
 峠越えでお腹を空かせていたら一層うまく感じると思いますよ。
 だみ声でちょっと面白い日本人離れしたのが店主さんです。
 そして、小柄な方がこの店主さんがほれ込んで熊野に住み着く原因になったと言われる奥さんです。
 これは、内緒の話なのかも…

 そうそう…
 この辺では、お店などを呼ぶとき、「の」が入ります。「清水の次郎長」みたいなものです。
 「かんばやしの魚屋」「岡田の肉屋」と言う具合です。
 人間でも苗字と名前の間に「の」が入ることが多いですね。
 「山田のたろちゃん」みたいですね。


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by je2luz | 2011-03-25 09:30 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 24日

熊野の旅 熊野市物産振興会

 今から20年余り前、有志で「熊野市物産振興会」を立ち上げました。
 数人で動き出し、出来上がった時の会員数は20軒もなかったと思います。
 当時は異業種協同組合の理事長をしていましたし、色々、そうした部門での一線に居て、三重県の主催する物産展などで東京・大阪・名古屋など結構走り回りました。
 少しは効果があり、百貨店からの引き合いもありました。
 しかし、田舎産品の悲しさ…
 通年の定番商品と言われると、全く供給能力が無いのです。
 資本力のある企業も無いのでいきなりの業務拡張も出来ず・・・
 私も資本力は無いし、そうしたものの現業では無いし、悔しい時もありました。
 
 この振興会から遠ざかって十数年・・・
 今でも存在し、会員数も39軒に増えています。
 活動の方は…

 前に少し書きましたが、会員のお店紹介のスライドショーを流すフォトフレームを作って会員の店舗店頭に置くことにありました。
 取り掛かった当初はそこそここまめに回りだしたのですが、店舗の無い会員さんも多いし、写真撮影もままならないので中断していましたが、年度末になって慌てて仕上げに掛かっています。
 データで貰おうとしても、そうしたものの無いところもあるし、HPからダウンしようとしてもサイズが小さすぎて使いずらかったり・・・
 まだまだ世の中はIT、デジタルには馴染んでいないようです。

 その会員の中の一店舗、岡田精肉店です。
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 うまそうな肉ですねえ…
 今は「美熊野牛」と言うブランドになっています。
 昔から熊野では良い肉を扱っていると定評のある肉屋さんです。
 場所は有馬町の旧市街、新宮よりです。
 グラム単価のほどは知りません。
 「美熊野牛」と言うのは「里創人・熊野倶楽部」でも食べられると思います。
 私の口には中々入りませんですけどね。
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by je2luz | 2011-03-24 09:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 23日

熊野の旅 磯崎の川と浜

 熊野市の漁村の中でも磯崎は一番小さな入り江かも知れません。
 須野とか甫母などと言う小さな所もありますが、小さい成りに人口も少ないです。
 磯崎は中心の木本にも近いと言うこともあって、交通手段の少ない時代でも捕った魚を売りさばきよかったのか昔から結構人口が多かったようです。
 私が子供の頃には「磯崎」とは呼びませんでした。
 隣の「大泊」に対し、「こどまり・小泊」と呼ばれました。「古泊」と書いたのを見たこともあります。

 今でこそ漁港と言うのは埠頭があって漁船が横付けして荷揚げするものですが、漁船が近代化して大きくなるまでは岸壁ではなく「浜」の方が船の扱いには向いていたのです。
 近海・地崎の海での漁には木造の小さな和船が活躍していましたからね。
 その和船が最後まで残ったのが「地引網量」でしょうね。でも、それもほとんど消えたし…

 この磯崎は中心部まで道路で行けば3Kmあるか無いかです。
 船ではもっと近いです。
 でも、熊野古道の大吹越えからは外れるし、近代道路・新道が出来るまでは不便な所だったようです。
 そのせいだかどうだかは分かりませんが、結構訛りの強い所だったようです。
 以前、私の同僚だった大泊出身の人が良くまねをしていました。
 まねをするのは古い生粋の磯崎弁を誇張するので、私では判らない部分があるほどでした。
 まあ、訛りなんてのはこの木本でも親地町と本町のように隣り合わせでも違うくらいですからね。
 山間部の飛鳥でも隣り合わせの大又と小阪では違っていましたからね。
 それが、交通の便は良くなるし、テレビなんてのが普及するしで段々薄れていっているようです。
 それが良いのか悪いのか…

 話を磯崎に戻しますが、ここは岬の付け根にほんの少しくぼんだ所があるだけの地形です。
 今の磯崎は防波堤・岸壁と100mあるか無いかのスロープになった船上げ場所で出来た漁港です。
 でも、磯崎出身の人が言うには。「浜」も「川」もあるのだそうです。
 他所の人の眼には両方ともありません。
 でも、昔はちゃんと砂浜があり川もあったのだそうです。
 言われて探せば確かにあります。
 災害で消えたとかではなく、近代化で姿を変えたのです。
 コンクリートの船揚げ場所が「浜」なのです。かつては砂浜があったそうです。
 そして、その端っこに出てくる暗渠の下水状のが背後の山の水を集めた谷…川なのです。
 こうした箱庭のようにコンパクトな漁村が「磯崎」です。

 町はコンパクトでも、海の漁師さんの仕事場は広いですからねえ…
 でも、港が小さくて大きな船が使えなかったからでしょう、ここの漁法の主力は「ケンケン」と呼ばれるルアー・トロールです、
 左右両舷に竿を出し、ルアーを引張って走り、鰹やはまち・鯖を狙うのです。
 海には優しいですが、効率は良く無い漁法ですね。
 近代化され岸壁が出来て中くらいの漁船が接岸できるようにはなったのですが、ご多分に漏れず後継者不足…
 船を操る人の年齢も上がる一方です。

 二十年ほど前の磯崎での市長の市政懇談会で、市長が磯崎港の整備を自慢した時…
 「市長! そんなに頑張っても出来た時分には磯崎に船が無いかも知れんぜ!」と野次が飛んで会場が爆笑した事を覚えています。
 幸い、今の所船も残っていますし、水揚げもあります。
 でも、漁協は合併で熊野市一つになりました。
 三重県はこれを県で一つか二つに合併させようと躍起みたいですね。
 磯崎が磯崎で居られるのが一番なのでしょうけど…
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 この急坂の小路の下に「川」が隠れています。
 この辺の人にたずねてみたのですが、何時頃こうなったのかわかりません。
 土地が狭いので蓋をして道にしたのでしょう。
 大阪の長堀通りのようですね。(下は駐車場では無いですが…)


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by je2luz | 2011-03-23 09:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 22日

熊野の旅 熊野は中流

 今日のタイトルの「熊野は中流」と言うのを見れば、なんだか熊野市民が豊かに聞こえますが、この「中流」は収入や生活ではありません。
 自慢じゃないですが、所得は全国平均を大きく下回ります。
 暖房代、被服費などが北国よりうんと安上がりなので所得の割りにのんびりはしていますけどね。
 今日の「中流」は潮の流れの話です。
 フィリピン沖から北上して、日本列島を洗い、暖めながら流れる「暖流・黒潮」からみると、熊野は「中流域」です。
 ここを通って、房総半島をかすめ、三陸沖で北からの親潮にぶつかります。
 その先は親潮が下にもぐり、暖かな黒潮は襟裳をかすめて北太平洋へ…

 房総と三陸の間に福島県があり、壊れた原発が並んでいますね。
 日本列島を潮の流れから見るとかなり下流にはなりますが、その先には三陸から北海道沖の漁場があります。
 私の時代の社会科の教科書にも出てきた日本有数の漁場です。
 震災で壊滅的な打撃を受けたので、今は出漁する漁船も少ないですが、必死に立て直しに掛かったようです。

 この海に、報道はまだされていませんが、放射性物質が大量に流出している可能性が高いです。
 野菜で問題になっている、フワフワと空中を漂う気体で半減期の短い「ヨウ素」などではなく、場合によっては核燃料そのものに含まれる金属性の放射物質も流れ出ているのです。
 「ポチャン」とこぼれただけで問題になるのが、一番弱い放射能を含む使用済み核燃料貯蔵プールの水です。
 ここへ緊急事態とは言え、大量の海水を注ぎ込んでかき回したのですし、その溢れたり飛んだりした水はこの世から消えるはずも無し…
 調整池など機能するわけも無し…
 とうていし基地内で収まるはずがありません。
 そして、その数倍どころか、普段なら絶対に外部に出してはならない、「炉本体」の冷却水も溢れているようですが…
 これも、今検出されているのは気体として漂うものです。
 重いもの・・・半減期が長く、なおかつ体内に入れば排出されにくい「放射性同位元素」はこの水とともに海に出るはずです。
 そして・・・
 椰子の実では無いですが、黒潮に押されて地球を回りだします。
 離れれば拡散して濃度は薄くなりますが、化学物質と違い、その一粒が怖い代物です。
 不安を煽るのでは無いですが、どうして、無視されているのでしょう。
 そして、事実を報じて、食べても良い限度をも知らせるべきでしょう。
 分かりきったことなのですが、いつも後追いです。
 まあ、総理や官房長官はド素人でも仕方ないですが、「優秀な」官僚が居るはずなのに…

 熊野は福島の更に上流です。
 つまり…
 こんな時には、大王崎沖…御前崎沖・・・伊豆半島沖…伊豆諸島・・・房総半島沖・・・常陸灘…寄り道で東京湾などを汚しながら福島に届くのです。
 ほぼ日本の太平洋側漁場は全滅します。
 なのに…
 ここに原発を作りたかったのです。

 空気の流れからすると、原発銀座の福井・石川は東京の上流なんですけどねえ…
 日本海の方が津波は少ないですが、直下型地震は多いかもしれません。

 この事故の直前に行った熊野市議会二月定例会で私の一般質問に対し熊野市長は「原発は要らない」と明言し、きちんと正規の議会議事録に残されます。
 まさに、公式発言なのに…
 そのあとで、「原発を誘致すべき!」と言う意見を発表した若い人がここに居ました。
 事故の前とは言え、どうしてなのでしょうね?
 昔のように中電の工作も入っていないはずなのに…
 「お国のため」が格好良いのでしょうかね???
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 この人たちの代わりに、ここに「熊野原発」が座るはずだったのです。
 そのすぐ先が、黒潮が流れる「熊野灘」でその下には、有名な『東南海地震』の震源地があるのです。
 『あんた!  それでもここに原発を作りますか?』


熊野市周辺地図です
 

by je2luz | 2011-03-22 09:54 | 熊野 | Trackback | Comments(0)