LUZの熊野古道案内

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2009年 07月 03日

熊野の旅 熊野古道歩きの弁当 2

 去年までは国道沿いに「かまどや」と言う「ほかほか弁当」があって、色んなほかほか弁当が手に入りました。
 今式に言うと、弁当とはそんなイメージの方が強いのでしょうね。
 その店も、コンビニの進出やスーパーの24時間営業などで客が減って今では弊店してしまいました。
 地元で「ご飯を作るのが面倒だから・・・」などといったときは「ほかほか弁当」も良いでしょうが、せっかく『熊野古道』を歩きに来たのですから、「熊野らしい弁当」を食べた方が似合うでしょう。
 昨日の「やまか」さんのある記念通りは熊野のメインストリートです。
 同じ並びで、30mほど松本峠よりにも、写真のような看板が出ています。
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 『田舎寿司・中西食堂』と言うお店です。
 当然、熊野名物「さんま寿司」も置いてあります。
 残念ながら、この店には一度も入ったことが無いし、ここの寿司も食べたことはありません。
 でも、全く土着の店ですから、「木本流のさんま寿司」を売っているはずです。
 多分、テーブルも置いてあるでしょうが、小さな店ですから一組か二組で一杯でしょうね。

 元々、「さんまの寿司」なんてのはそんなに数が売れるものではありません。
 家庭料理だったわけですからね。
 この辺でも、「寿司を食う」と言えば、「江戸前寿司」のことになります。
 「田舎寿司」は「すしを作る」と言うことだったのです。
 60代位から下の女の人では、「さんま寿司」「ウルメ寿司」なんて作れる人は少ないですが、その上の年代の人たちは、『出来て当たり前』みたいなものだったのです。
 『さんまの寿司』が無くては、正月が来なかったのですからね。
 年末が近づいた時に、さんまが捕れなかったり、捕れても油が乗っていたりすると、「寿司が作れん!」「寿司菜が無い!」と、大騒ぎになった物なのです。
 いまでは作る人も減ったし、冷凍技術の進歩で「油の無いさんま」が保管されていますしね。
 そのおかげで、「熊野名物・さんま寿司」がこうして看板にも掲げられ、年中食べられる訳です。
 生しか使えなくて、寿司向きの物が揚がった時だけ・・・なんてことにしたら、12月頃から3月頃まで・・・それも、飛び飛びに・・・しか食べられ無い「幻の名物」になってしまいます。
 「生ものの名物」なんてのは「冷凍技術の進歩」に支えられている物がほとんどですね。

 こうした「田舎寿司」の類には高い物はありません。
 その代わり、豪華な折箱にもおさまっていません。
 中身を売るために何とか入れ物に入れる・・・と言う発想です。
 偉いコンサルタントとかが来ると、「パッケージに金をかけて・・・」と指導してくれますが、百貨店の名店街で売るわけでも無し・・・めったに通らない「熊野古道歩きの人」と「地元のファン」相手なのですからね。
 箱代が100円近く掛かるようなパッケージに入れろとは・・・
 そりゃあ、格好付くでしょうけどね。
 と、言うことで、あまり立派な入れ物に入っていない物が多いですが、『田舎流の田舎寿司』をご賞味ください。

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-07-03 10:18 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by ピロリン at 2009-07-03 20:39 x
こちらも良さそうですね。折角お出掛けするなら普通の定食より、こういうのが良さそうですね。次に熊野市駅周辺に行く機会があったら入ってみます。牛肉弁当もそそられますが・・・2食も食べる時間、熊野市駅周辺にいるかどうかちょっと疑問なのでこちらを優先してみます。
Commented by je2luz at 2009-07-03 22:37
 一番田舎らしいのは、以前に取り上げた、駅前の「大衆食堂・喜樂」さんでしょうかね。
 昔は駅のあるところには必ずあったものですけどね。
 「カレーライス」より「ライスカレー」の方が似合う食堂が…
 紀伊木本駅当時には。「喜樂」「御浜食堂」「西山食堂」「美熊野?」などずらりと並んでいたのですけどねえ・・・


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