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LUZの熊野古道案内

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2009年 06月 29日

熊野の旅 減ってしまった こんな風景

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 熊野市井戸町大馬、大馬神社(おおま)のすぐ下流にある橋です。
 「丸木橋」よりはほんの少し渡りよいように上に板を打ちつけてはありますが、谷に丸太を渡しただけの簡単な橋です。
 昔はこんな橋が一杯あったのです。
 そもそも、家々の前に「道路」なんて無く、「道」があっただけですから、お役所がお金を掛けて作る橋なんてあまり無かったのです。
 自分の家に行く道、自分たちの集落へ行く道、自分の田んぼへ行く道・・・それぞれ自分たちで橋を掛けたのです。

 家のそばには小さな谷川があるほうが便利なので、そんな場所に建つ家が多かったです。
 水道の無かった頃には、洗い物は川や谷でするのが当たり前でしたからね。
 でも、谷川があれば渡らなくてはなりません。
 水の少ない時は、飛び渡り出来るように岩をすえたりしてありましたが、水が出れば危険ですから橋は必要です。
 さすがに、丸木一本と言う物はありませんが、丸太を二本並べただけと言うのが多かったですね。 
 だから、私が子供の頃だと、こんな橋は珍しくもなんとも無いし、たとえ、丸太2本の橋で、歩くとふわふわ揺れてもちっとも怖くなかったものです。
 自転車の時、そんな橋では、ちょいと自転車を担いで渡った物です。
 高所恐怖症なんて言っていたら遊べる範囲がうんと狭くなってしまいますからね。
 そりゃあ、そんなところをうろうろすれば、たまには落っこちますよ。
 でも、昔の田舎の子供も、酔っ払いの大人もそんなことではめげなかったのです。
 まして、そんなことでお役所を訴えるなんてありませんでしたね。

 日本中、何処の田舎でも見られた景色で消えた行ったもののひとつがこうした橋ですね。
 この橋は、「大馬神社」におまいりして、駐車場から150mほど道路沿いに下れば見られます。
 少し痛みかけていますし、個人の方が掛けた自家用の橋のはずですから、そのつもりで渡ってください。
 落っこちても、落ちた人の責任と言う事で・・・
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熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-06-29 09:58 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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