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LUZの熊野古道案内

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2009年 06月 28日

熊野の旅 生活を支える 移動販売車

 過疎老齢化によって、田舎では「お店屋さん」がどんどん消えてゆきました。
 何処の田舎にも「田舎の百貨店」と「農協の購買部」があって、そこそこ生活必需品と食料は確保できた物です。
 そして、そうしたお店屋さんのある場所まで自転車や徒歩で買い物に行ったものです。
 世の中が車の時代になり、小さな集落も「市道」や「農道」で結ばれ車が入るようになると、『移動販売車』が回るようになりました。
 1トントラックくらいの物に棚を作りつけ、食料品を中心に満載して走り回りました。
 今から40年ほど前からの流行でしたね。
 これは全国で見られ、一時期は大手のチェーンも出現し、マイクロバスでまさに「動くお店」まで走ったところもあります。
 その頃はまだ田舎の人も若かったです。
 子供を育てている家も沢山あったわけですから、結構売り上げもあったようです。

 10年経ち、20年経ち、30年経ち・・・
 車の周りに集まってきて、5人分の食料と子供のおやつを買った人も、3人前になり、2人前になり、1人前になり・・・
 肉や魚の量の減り・・・おやつも買わなくなり・・・
 移動販売車の人自身も、やる気満々で30代で始めた人も、40代、50代、60代・・・ほとんど引退してしまいました。
 一時は回ってくる・・・回ってきてくれる車がなくなってしまったものです。
 そうなってきた時に、町まで出かけようにもバス代は高いし・・・父ちゃん連中はどんどん死んじゃうし、生きていても「枯葉マーク」のドライバーですしね。
 非常に怖い買出しツアーになります。
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 最近は、毎日ではなく、決まった曜日だけ回ってきてくれる車に頼っているようです。
 決まった曜日のほぼ決まった時間に決まった場所に停まってくれます。
 そして、数人ずつ集まってきて買い物をするのです。
 
 こうした移動販売の持ってくる魚は結構新しいです。
 スーパーより新しい物が多いですね。
 持ってくる物が日によって違いますけどね。
 地元で上がった近海物が中心です。
 昔から。『魚は山で買え』と言われるように、『持ち売り』とか『移動販売』は地場物を木本で仕入れてくるので、出荷センター経由でくるスーパーより新しいことが多いのです。
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 こうした田舎では「よねすけの隣の夕食」をやらなくても、「今夜のメニュー」も「明日のメニュー」も分かるのです。
 今の都会の奥さんだと嫌でしょうね。
 でも・・・
 大きすぎる魚は半分こ出来ますよ。

 郊外型店舗で中心部の小売店が閉鎖された都市部でもこうした移動販売に頼っているところが結構あるのですけどね。
 都会だって・・・
 千里ニュータウンでも高島平でも老齢化して、団地の外に出られない住民が1/3ほどいるとか・・・
 上下に広がった生活空間だけに、こうした田舎より、年よりはうんと住みにくいでしょうね。

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-06-28 11:17 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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