LUZの熊野古道案内

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2009年 06月 24日

熊野の旅 国道42号線 佐田坂 2

 国道42号線の難所佐田坂は、戦前から計画され工事に着手されていたのですが、国鉄紀勢本線同様戦争によって中断されていました。
 戦後割合と早く昭和24年くらいに工事が完成し、それまでの更なる難所の「評議峠」を越えるルートからこちらに移りました。
 評議峠越えは海抜10mくらいから400m上る難所でしたが、佐田坂は峠の下にトンネルを開けて300mちょっとまで頂点を下げました。
 それでも、出来た頃には砂利道で対向出来るのは退避場だけという道でした。
 それから20年ほど経って、日本中の幹線国道が改修されるとともに42号線も二桁国道ですから改良され、完全2車線舗装道路になりました。
 『モータリゼーション』なんて言葉が盛んに使われた頃で、長い距離の人の流れはまだ列車でしたが、物の流れは貨車からトラックに変わってゆく時代でした。
 日本人の所得も増え、田舎でも自家用車や自家用貨物自動車が増え続けた時代です。
 二車線になって、流れが抜群に良くなったはずなのに、貨物満載のトラックに頭を抑えられることが多くなりました。
 折から、日本中の道路が黄色のペンキで塗られる時代になり、田舎の国道もほとんど全線「追い越し禁止」の黄色い線が引かれました。
 佐田坂も例外ではなく、真黄色でした、
 そして、九十九折れの道が見渡せる場所でおまわりさんが立っていて、追い越し終わって鼻歌交じりで走っていると、突然止められ、大分前の追い越し違反の切符を切られる罰金稼ぎの場となりました。

 さすがに、そのままでは具合が悪いので、『登坂車線』が少しずつ作られ。3箇所になっていました。
 上り坂部分が8Kmほどですから、決して少ないわけでもないですし、トラックの数が減少してきているのでそこそこスムーズに走れるようになりました。
 それに、もう何年かすると、この佐田坂と矢の川を通らない、『高規格道路・尾鷲熊野道路』が出来る予定です。
 
 国もお金が余っているのでしょうね。
 ここにきて、この在来線の佐田坂に登坂車線の増設工事が着工されました。
 今まであった「丸山橋」下の登坂車線の延長で頂上の『小坂トンネル』まで作るらしいです。
 道路脇の電柱の移設の立会いで現場を見に行ってきましたが。二車線でも急斜面を削ってあるので足元は深いのですが、あと一車線増えるとものすごい絶壁になりますね。
 車も減り始め、もはや工場誘致なんてありえないし・・・紀伊半島は軍事的にも重層性は低いし・・・
 『なぜ、今頃??』と言う声は私だけではないです。
 でも、投資効果を抜きにすれば「佐田坂」はますます走りよくなります。
 どんどん増えている『枯葉マークドライバー』が邪魔にならないようにでしょうね。
 デモ。「枯葉マーク」は真ん中を走りたがるんですよ。

 そうそう・・・
 昔はいた、『峠族』も今は居ないようです。
 「族」をやる世代が居なくなったのでしょうかね?
 道が良くなりすぎたら面白くも無いでしょうしね。

 この工事も来年の春には出来上がると思います。
 町場の運転手でもらくらく走行できますから、ぜひおいでください。
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熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-06-24 10:34 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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