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LUZの熊野古道案内

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2009年 06月 15日

熊野の旅 田舎の生活も変わったねえ

 熊野市のような小さな町でも、郊外型ホームセンターが二軒もあります。
 スーパーは2系統3店舗、コンビには1系統4店舗、大型家電販売店1軒です。
 郊外型といっても、熊野市全部が都会の校外より空いているのですけどね。

 このように、田舎でもお金さえ払えばなんでも揃います。
 山間部や海岸線などは昔に比べ、お店屋さんが減るし、農協の購買部がなくなってものすごく不便になったのですが、「枯葉マーク」をつけた車でお買い物ツアーが行われているので、定期的に買出しに来ます。
 農道、市道が張り巡らされているのでほとんどの家が庭先まで車が入るので、色んな物を運ぶには昔より楽になっています。

 こうしたことで起きた変化の一つに、農村の自給自足と言う物が崩れていったことがあります、
 農村では、物を縛るには自家製の藁や藁縄、夏場なら葛の蔓などを使っていました。これは、今ではホームセンターで買ったナイロンテープです。
 農地に入れる堆肥等は飼っている牛の糞や山から刈り採ってきた草で作った堆肥を使っていました。
 今では、田圃でさえ稲藁をそのまま切り刻んで戻すだけ・・・あとは化学肥料・金肥です。
 畑などは荒れたところが増えて居ますし、自家用の菜園に至っては山間部でもホームセンターの堆肥を買って入れる人まで居ます。老齢化して、もはや堆肥も作れない人も居るのですけどね。
 布団を干す竿は山の孟宗竹、普通の洗濯物は破竹や真竹・・・キュウリや茄子などの手は川原竹・・・庭を掃くのは竹の枝、布団を叩くのも竹の棒・・・全部家の周りで調達していた物です。
 今では、こうした物もホームセンターで買ってきます。
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 先日、私の育った家の前の大又川の川原で川原竹を切りました。
 ひまわりの支柱にするためです。
 今ではほとんど取ることも無くなった川原竹の藪は荒れ放題です。
 入り込みようがない状態ですね。
 河川敷を守る役割もしているのですが、この状態で放置されると、洪水にも耐えて砂をしっかり繋ぎとめる川原竹も混み合い過ぎて段々元気がなくなります。
 前にも書いたように、里山とかこうした場所とかは、人の手が入り、人と共存して初めて健全な状態が保てるのです。

 人間と言う物は楽な方に流れます。
 「ただ」で手に入る川原竹でさえ、藪に入って切り出し、切りそろえるのが面倒なのですね。
 都会並みに、鉄の棒にビニール被覆した長さと太さの揃った支柱がこうした竹薮のそばにまで立っています。

 農家の人も、テレビや農協にすっかり感化されて・・・
 『野菜の種は毎年買う物・・・』と、思い込んでいますね。
 商売用の野菜ではなく、自家用菜園の昔ながらの品種まで、F1と同じように『自家採種はだめ』と刷り込まれています。
 津々浦々、山間まで商業主義の教育は行き届いたようです。
 田舎の生活も変わりました。

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-06-15 10:27 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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