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LUZの熊野古道案内

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2009年 06月 08日

熊野の旅 町の入れ替わり

 町と言う物はある意味では生き物のようなもので、生まれて、少しずつ成長し、中にはどでかくなるものもあり、中にはすぐに消える物もあります。
 そして、時の流れで中心が移動し、建物も細胞が入れ替わるように同じ場所で建て替えがあって入れ替わってゆきます。
 しかし、町の活力がなくなって老齢化してくるとその新陳代謝が活発ではなくなり、建物が無くなった跡に新しい物が建てられなくなります。
 まさに人間の体の老化のようなものです。
 時々、行政などがカンフル剤的な施策を施しますが、『よる年波には勝てず・・・』の場合が多いです。

 大都会でも、中心街の移動で古い商店街などがシャッター街になり再生不能になっているところがあります。
 バブルの時でさえ再開発が無かった場所も多いのです。
 それが、新しく開けた商店街の意外にそばだったりします。

 大都会でさえそうなのですから、田舎では人口構成の老齢化以上に町の機能低下が深刻です。
 『櫛の歯を欠くように・・・』などと言いますが、もはや欠け過ぎて『櫛』の用を果たさなくなってきたところも多いです。
 もともと、「櫛の目」の荒い荒梳きの櫛のようだった、山間部や海岸線の集落では、最早、それが『櫛』・・・『集落』だと通りすがりの人が思わないような有様です。
 カメラマニアの中には『廃墟』大好き族が居ますが、工場やホテルなどの廃墟と違い、生活の場の廃墟は『絵』にすることもためらわれる雰囲気があるときもあります。
 私の守備範囲にも沢山の廃墟・廃屋がありますが、『廃校』、『廃坑』など以外は余りカメラを向けません。
 『絵』のはなるのですけどね。
 その家の住民の事を書く事のできる廃屋も沢山あります。
 でも、荒れた廃屋の写真と共には思い出したくないですからね。
 一緒に遊んだ仲間の家だったり、柿を盗んで叱られた家だったり・・・
 
 熊野古道の脇には余り民家はありませんし、廃屋も少ないですが、もし、通りかかりに廃屋があっても入り込まないでくださいね。
 最後に住んだ人の生活の形そのままで荒れてきていますから・・・
 都会の、住民が引っ越した空き家とは違います。
 時が来て取り壊されるまで、そっとしておいてやってください。
d0045383_11244070.jpg
 

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-06-08 11:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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