人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2009年 05月 27日

熊野の旅 田植えの終わって・・・イノコ

 熊野市の山間、飛鳥でも田植えが終わってお百姓さんが一息ついているところです。
 田植えが終わってほっとする時に、昔は運動会があったものです。
 『さまぶりの運動会』と言って、小学校と集落共同のものでした。
 田植えが今より遅かったので、田植えが全部終わるるのは梅雨に入ってからでした。
 その時期に運動会をやるのですから、晴れていて、グランドも乾いているなんて少ないような運動会だったように思います。
 辞書によると・・・『早苗饗』と書くのだそうです。
 「さな」は「早苗」であるのは分かっていましたが、「ぶり」が「餐」とは思いませんでした。

 田植えが無事に終わって、神様に感謝と今年の豊作を祈って供え物をするのですから「餐」で良いわけですが、「ぶり」と読むとは・・・
d0045383_9493251.jpg

 集落中の田植えが終わってひと段落すると、このように田んぼの『水口』(みなくち)のところに榊などを立ててお祭りするのです。
 昔は『栗の花』も立ててあったのですが、今は少し時期が早いので咲いていないのかな?
 百章にとっては大事な行司のはずですが、 この辺りでは、個々の家でお祭りするだけで、とりたてて神事とか行事は無かったですね。

 『さなぶり』も辞書に載るくらいですから、全国的にこう呼ばれているのでしょうね。
 こうした土着の行事みたいなものはよその名前で言われても分からないものが多いのですが、秋の豊作に感謝する『いのこ』(亥の子)も同じ名前で同じような趣旨のことがやられているようです。

 この先、少し稲が大きくなった頃に、『虫追い』などという行事が行われるところもありますね。
 「うんか」「つまぐろ横ばい」が出始める頃にやる行事ですね。
 大体が松明などを灯して田の畦を歩き、虫が寄ってきて焼け死ぬことで、害虫の発生から稲を守ってもらおうと言う、これも民間信仰ですね。
 一晩だけそれをやったからと言って、虫が減るとは思えませんが、殺虫剤の無い時代、害虫の発生は死活問題ですから、それこそ、『神頼み』でも大事なことだったのでしょう。
 残念ながら、私の育ったところにはこの『虫追い』の行事はありませんでした。
 この辺りでは『紀和町』にあるようです。
 毎年7月の土曜日ですから、今年は7月4日か11日ではないかと思います。
 詳しいことは「紀和町ふるさと公社」のお問い合わせください。
 多分、今はイベントとして行われていると思いますから、参加できるのではないかと思います。

  財)紀和町ふるさと公社
   〒514-5413 三重県熊野市紀和町板屋78 
   TEL 05979-7-0640 FAX.05979-7-0641

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-05-27 10:15 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/9781422
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 田植えが終わって・・...      熊野の旅 50年前・・・昭和と... >>