LUZの熊野古道案内

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2009年 04月 30日

熊野の旅 神も昔はそばに居た?

 ギリシャ神話などでも、神々は随分人間的で浮気もすればやきもちも焼く・・・
 日本でも、神々なのに人間のようなことをして子供を作ったり、焼け死んだり、腹を立てて殺したり・・・
 昔々は神と人間の区別があまり無かったようですね。
 と、言うより、人間が小ざかしくなってくると共に、そうした神話の登場人物を神格化して、それこそ「祀り上げ」てしまったのでしょうね。
 何しろ、近いところでは「明治天皇」その臣下の「乃木希典」「東郷平八郎」から太平洋戦争の「山本五十六」まで『神』として祀り上げられていますからね。

 古代には、「神」と「民」の間に、さほどの違いが無かったのでしょうね。
 江戸時代の「お殿様」「将軍様」に比べればうんと身近だったと思われます。
 神様がものすごく大層なもので特殊な人間にしか近づけないようにした方が、都合の良い階層が出来てきて、日本の神々も空高く昇って行ってしまったのでしょう。
 今じゃあ、神主さんが「うぉーーー」とか言って降ろしてこないと自由に下界にも来れないようです。
 神様も不便になったものですね。
 このごろの神様は、お殿様じゃあないですが、『サンマは目黒に限る』なんて言っているかも知れません。

 昨日の写真が、日本最古の神社『花の窟神社』の神域です。
 境内の中、御神体の岩山の足元に百坪ほどの低い石垣で囲んだ一角があり、その入り口に小さな扉も付いていない門があります。
 普通の家の門飾り程度のしめ縄が付けられていますが、この先がこの『花の窟神社』の本物のご神域のようです。
 もちろん、誰でも出入り自由です。
 禊だ不浄だなんて言いません。
 立ち入れないのは、その中の一坪ちょっとの部分だけです。
 それとて、低い柵があるだけで大層なバリアーは張っていません。

 そもそも、神様なのですから人間に踏まれるわけもなし・・・
 仏様ほど気は長くないでしょうが、少しくらいの事では怒らないでしょう。

 今日の写真は、この神域の手前にある建物ですが、取り立てて、『拝殿』に作ってあるようでもありません。
 神主さんも常駐しない神社ですから『社務所』としても使われていません。
 お祭りの時の詰め所、受付みたいな使われ方をしているようです。
 だから、真ん中に作られた通路には扉もありません。
 通行自由です。
d0045383_11174296.jpg

 通路の向こうに先に書いた小さな門も見えています。
 このように、神も神域も誰でも入り込める場所にある古代信仰的な神社の『花の窟神社』は、仰々しい鳥居や社殿・拝殿がある、「官幣大社」的な神社に比べると有り難味に欠けると感じる人が多いようです。
 木靴を履いた神主さんも、袴をはいた巫女さんも居ませんしね。

 中途半端に中継ぎをしたがる媒体が居ないのですから、一度神様に直談判してみてはいかがですか?
 ここなら、仲介者も居ない代わり、邪魔をするバリアー無いですからね。
 日ごろの行いが悪いと、「神」ではなく「もののけ・妖怪」の類が返事するかもしれませんが・・・
 しかし、ここはやたらと明るいのでややこしいのは居ないと思いますよ。

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-04-30 11:32 | 熊野 | Trackback | Comments(1)
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Commented by ピロリン at 2009-05-04 07:29 x
あの門だけは自分には仰々しく感じました。
自分ちでないからいいのですけど。
でも門前の森はもののけ・妖怪の小さいのがコバンザメのように
お住まいになっている雰囲気を感じましたよ(笑)
それでもいいんですけど。
ちょっと狭くなっちゃった感じでしたが。


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