LUZの熊野古道案内

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2009年 04月 28日

熊野の旅 天と地 花の窟神社 

 NHKの今年の大河ドラマは「天地人」ですか・・・
 まあ、それの走りのようなのが「花の窟神社」でしょうね。
 そもそも、ここはお墓らしいです。
 「いざなぎ」だとか「いざなみ」なんて神話の世界ですから、一体何時の事やら定かではないですね。
 ご神体にこの岩山を選んだのは少し理解できる感じなのですが、お墓が崖の中腹なんて・・・

 日本でも「淡路島」には「風葬・鳥葬」があったのですから、そんな風な風習が古代にこの辺にもあっておかしくは無いのですけどね。
 「淡路島」も神話の世界では、日本の国を作る時にあちこちの島を引っ張り寄せる足場になったところだとか言う説があるようで、花の窟神社同様日本国の始まりに関係があるような感じもしますからね。
 淡路と熊野は歩けば遠いですが、海を行けばそう遠くないですからね。
 古代の人は意外と行動範囲が広く、出雲あたりと秋田・青森などが結構交流があったなどと近年は言われますからね。
 大体、あんなに長いシルクロードを旅したり、中国とアフリカの間に貿易があったり…
 どんな風習が流れ着いていてもおかしくない訳です。
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 この崖から空中を渡る綱が、「天と地」を結ぶものです。
 普通の注連縄とは少し意味が違うようですが、共に神聖なものとしてスタートしたのでしょう。
 この綱を、墓所のある崖の天上から地上・下界とを結ぶように張り渡す役は「人間」がにないます。
 これが2月と10月に行われる「綱掛け神事」です。
 古くからの神事と言う割りに、どちらかと言うと民間信仰に近い形で継承されてきています。
 なまじ「官製神事」にならなかった分、仰々しくならず、素朴なままで残されてきたのでしょう。
 大体において、都にある神社や大きな神社の神事は「官製神事」になっていて、下々の私たちには「見せてやらぬ」と言うものです。
 そんな神様はちっともありがたくもないし親しみももてませんね。
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 この『花の窟神社の「綱掛け神事』は全く、民間主導のもので、綱を引っ張るのに参加するのも自由参加で何の許可も要らないようです。
 綱の最初を崖の上にくくりつける役だけは、選ばれて白装束に身を固めた地元の人が勤めていますが、何しろ社殿も無い神社ですから、『お篭りをして・・・』と言う様な厳格な掟もないようです。
 信心深かった昔は少しは身を慎んだのでしょうけどね。

 次の『お綱掛け』は10月2日です。
 今年は金曜日ですね。
 午前中に行われますから、午後には熊野古道歩きにも行けますよ。
 いかがですか?
 天と地を結ぶような神事に参加しては・・・

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-04-28 11:39 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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