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LUZの熊野古道案内

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2009年 04月 25日

熊野の旅 お休みどころ 花の窟神社

 『熊野古道』を世界遺産に申請する話が出て、地元向けにも「一大観光産業が生まれる…」と言うような宣伝がなされ始めた頃。時々聞かれました。
 『世界遺産とやらに指定してもろうたら世界中から観光客が来て熊野模様なるらしいのう…』
 『人が一杯来たら、泊まるとこも足らんし、食堂も足らんし…』
 『これで熊野市も良うなるのし…』

 そんな時、私がずっと口にしてきたのは・・・
 『四国の遍路道をしっとるかえ?あんな風に、来てくれた人にはお茶の一杯も出し、まあ、休んでって…って言うくらいの気持ちじゃないとあかんで・・・  大体、そんなに客は来んしの…』
 かく左様に市民に期待を抱かせるような前宣伝があったのですけどね。

 確かに、一時期より観光客は少し増えています。
 消えかけていた党是道も立派に手入れされて迷わずに歩けるようになりました。
 その人たちが立ち寄って、少しばかり賑わうのは、お遍路道のお休み処ではないですが、二箇所の無料休憩所ですね。
 一つは木本町の『紀南ツアーデザインセンター』で、もう一つは『花の窟神社前の茶店』です。
 『紀南ツアーデザインセンター』は職員が居て管理と接待が行われていますが、『花の窟神社の茶店』の方は、地元・有馬のボランティアの人たちで運営されています。
 休日・祭日しか開かれていないのは仕方ないことです。
 でも、熱意に支えられているので結構暖かなもてなしのようです。
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 この二箇所でのお茶の接待は、番茶の接待になります。
 城下町でもなし、門前町でもない百姓と漁師の村だった地方ですから、「茶の湯」なんて作法にうるさい文化はありません。
 「お茶」と言えば「炊き出した番茶」なのです。
 このお茶があったからこそ、おかずが無くても0ご飯がおいしくいただける、『茶粥』が生まれたのです。
 上品な『抹茶』や『煎茶』などをめでていたのでは、『茶粥文化』は生まれなかったでしょうね。
 この茶屋に立ち寄られたら、遠慮しないでお茶をいただいてみてください。
 ひょっとすると、夏になると麦茶に化けるのかな?この辺では冷たいお茶も『番茶』だったのですがねえ…
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 昔ほど盛んではないようですが、こうした場所には「記念スタンプ」も用意されていると思います。
 半世紀ほど前には、ご朱印帳を小さくしたようなスタンプ帳を持っている旅行者も多かったのですけどねえ。
 今の人はパンフレットに押しているのが多いようです。
 道の駅にも必ず用意されています。
 ちょっと時代遅れ菜物を集めるのはいかがですか?
 今では『みやげ物』なんて珍しくもなくなって、もって帰る物があまり無いのですからね。

 カメラはツァイス・ウエラIII・テッサー50mm+TRI-X

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-04-25 10:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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