LUZの熊野古道案内

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2009年 04月 12日

熊野の旅 街中の川 井戸川

 熊野の中心部では「井戸川」が一番大きな川です。
 熊野市駅のすぐ脇を流れてまっすぐ海に出てゆきます。
 熊野市駅を新宮に向かって出発し、すぐに渡る鉄橋の下が「井戸川」です。
 鉄橋のすぐ下流に道路用の橋が見えます。
 この橋は『亀齢橋』と呼ばれます。
 架け替えられてしまいましたが、この橋は水門つきの石とレンガで出来たものでした。
 最初の亀齢橋は昨日の『高城川』の回収を行った『森本佐兵衛』さんが掛けたのだそうです。
 最初は木造だったようですが、明治の末に石造りに作り直されたようです。
 私が知っている古い亀齢橋は石とレンガで作られて、水門の付いた格好良い物でした。今のものは、何の変哲も無い普通の橋ですけどね。

 この井戸川も、すぐ奥に見える山が水源地です。
 「瀬戸」と「大馬・おおま」の二つの谷から出てくる水を集めたものです。
 水源まではものすごく近いですが、多雨地帯で山は完全に緑に覆われていますから水が切れると言うことはありません。
 日本でも、このくらいの川だと、シーズンによっては水無川になっているものが結構見かけられます。
 しかし、私たちは川に水が無いなんて考えられないのです。
 人口が少ないこともあり、近代上水道が出来るようになってからは水には大困りすることはありません。

 水源が近いと言うことは、増水する速度も速いです。
 太平洋から湧き上がった大量の湿気を含んだ雲が山にぶつかって叩きつけつ様な雨が降ると、井戸川は一杯になってあふれることもあります。
 今は河口がトンネル状の排水路、『カルバート』になっていますから、スムーズにはけるのですが、以前は砂利によって河口が閉塞状態になり出て行きにくいのであるれることがざらでした。
 塩水も高潮の時には逆流して、井戸の田んぼを枯らしたものです。
 今ではその田んぼも埋め立てられて宅地化していますし、カルバートも出来ているし・・・随分改良されています。

 こうして改良される前の井戸川河口、亀齢橋の下には小さな汽水湖のようなものがあり、真水のうぐいと海水のボラやキスが一緒に泳いでいるのが見えたものです。
 そして、泥を掘るとシジミが・・・
 とうの昔に忘れられた光景なんですけどねえ・・・
 更にその前の、私も知らない松原の町光景・・・いかがわしい店が並んでいたなんてのを知っている人は80歳を越えてきているのでしょうね。
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カメラはツァイス・イコフレックスIIa

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-04-12 11:17 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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