LUZの熊野古道案内

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2005年 06月 12日

熊野三山 那智大社・青岸渡寺

 熊野三山最後の霊場『那智山』は急な意思代位を上り詰めたところに、大きなお寺『青岸渡寺』と大きな神社『那智大社』がぴったり寄り添って建っています。
 元々は滝をご神体に発生した古代信仰を元にしたもので、神仏渾然としたものでした。本地垂迹・・・どちらが先ともいえないのが、ここ熊野の信仰でした。
 明治時代に無理やり分けられてしまい、本尊・ご神体の滝が神社の方に移り、それまでにあった、千手観音としての信仰対象からはずすようにされました。
 御神体の滝も上流の山が人工林が増えたことや山林荒廃で水枯れの危機のさらされています。今、森林の復元に取り組んでいるところです。
 滝の消えた那智山ではまことに情けない風景になってしまいます。
 ここ南の国、南紀でもこの那智の滝が凍りつくことがあります。強力な寒波が来なければ凍ることはありません。地球温暖化が進めば見ることが出来なくなるでしょうね、那智山への登山道が凍結するかもしれませんが、十年、二十年に一度の風景を見ることに賭けて厳冬期に訪れては如何でしょうか?凍っていなければ、渇水で少し惨めな姿ですが・・・
 今日の写真は丁度半世紀前のものです。ネガが見つからず、小さな小名刺判からですから、ひどいものになりました。
 今では、この石垣の縁は落ちないように高くしてありますが、半世紀前ですと『落ちたから弁償しろ』などと不信心なことを言う人は居なかったのでしょうね。
 次は新宮に戻って、速玉大社の元宮などを案内します。


by je2luz | 2005-06-12 21:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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