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LUZの熊野古道案内

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2009年 02月 26日

熊野の旅 熊野古道の周辺の保全

 熊野古道の周辺の景観保護について、世界遺産指定以前から地権者とのすれ違いが一杯ありました。
 国立公園同様、上のほうで勝手に指定して、まるで説明もなしで私有財産の利用制限がある日突然言い渡されました。
 地元への宣伝は、まるで金のなる木を見つけたようなものですしね。
 一部の下せいになる人に対する補償などありません。運が悪かったのだから諦めろ・・・と言うことです。
 しかし、広大な面積を所有し、莫大な資産があって、その隅っこをほんの少し犠牲にするのならまだしも。少ししかない山林や畑などを自由に出来なくなるのでは、『運の悪かった人』はたまりませんね。
 
 そうしたことへの反発で行動に出た人の例が尾鷲での熊野古道周辺への落書き騒動でしょう。
 最初は山林所有者が悪人扱いでしたね。
 しかし、今の役所のやり方に無理があることが、鈍感な報道陣にでも分かってきたらしく攻撃的な論調がなくなりました。

 先ごろはJRが工事の段取りをするのに、『熊野古道』の脇にある石垣を取り壊したことが報じられていました。
 姫路城などのように、誰がどう見ても『世界遺産』と言うようなものではなく、誰がどう見ても、『普通の田舎道』なのですから、やっちゃってもおかしくは無いですね。良いことではないですけどね。
 里中、里山を300Km も通るような熊野古道では起きても不思議じゃないです。
 現に熊野古道と言われる道のかなりの部分が近代に直されたのものです。
 壊すのは別として、脇の石垣を積みなおし、周囲の山を植林・育林してきたから。千年もの長い間、道が道ちであり続けたのです。

 周りにいついて、民間には『あれをしちゃあいけない、これは禁止だ・・・』と、言いつつ、公共事業となるとフリーパスのようです。
 石畳でなかったところに石畳を作り、木を切り払って展望台を作り、山の中に延々と手すりと作って・・・改造のし放題です。
 
 熊野古道歩きのお遍路さんは居ないわけですから、ここを歩くのは観光客の人です。
 地元の自治体が期待するのは、表面上は『観光客の落とすお金』なんですが、本当は、便乗の公共事業みたいです。
 この手の事業は県がらみで、県の方もまだ飽きてこないらしく結構熱心ですからね。
 おかげさまで、山道もずいぶん歩きよく、安全になっています。

 昨日の関連ですが、去年伐採された『松本峠』の周辺の山林・・・植林するとすればこれから2ヶ月ほどの間なのです。
 木を切ったお金で、植林・育林すると、生活に使う分のお金など無くなるご時世なのですが、果たしてどうなるやら・・・
 ちょいと石畳を増やす程度のお金なんですが、買い上げて公共事業ではやらないでしょうね。
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カメラはオリンパスワイド

熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-02-26 11:44 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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