LUZの熊野古道案内

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2009年 02月 24日

熊野の旅 5年前

 伊勢湾台風から50年ですが、ずいぶん昔のことで被災地でも忘れられかけています。
 5年前の7月には『世界文化遺産』に『紀伊山地の霊場と参詣道』が指定されました。
 10年一昔と言いますから、伊勢湾からは五昔、世界遺産指定からは半昔です。
 あんな大きな災害でも二昔くらいの頃から人々の記憶から薄れてゆきました。
 まして、身にしみて怖かったとかうれしかったことも無い「世界遺産」は半昔でそろそろ消えかかっている感じもします。
 ただ、これは一過性の被害ではなく、そこに『世界文化遺産』があるので近くに住んでいる人は完全に忘れることは無いでしょうね。
 その範囲が、吉野・大峰(吉野山、金峯山寺、大峰山寺、吉野水分神社、吉水神社、金峯神社)、 熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、西岸渡寺、那智大滝、補陀洛山寺、那智原始林)、高野山(金剛峯寺、丹生都比売神社、慈尊院、丹生官省符神社)、参詣道(大峰奥駈道、熊野参詣道、高野山町石道などと広範囲にわたり、参詣道においては全長307Kmほどもあるそうです。
 何本にも分かれているのでこんな長さになるのですが東京ー名古屋に匹敵するくらいでしょう。
 それだけ、近隣集落が多いということです。

 私はこの広大な世界遺産、『紀伊山地の霊場と参詣道』の東の入り口付近に住んでいることになります。
 まあ、入り口付近とはいえ『世界文化遺産』の中に住んでいるような形です。
 それにしても、広いですね、
 特別世界遺産めぐりをする気もありませんが、なんだかんだとこの遺跡群の多くにはお参り?見物?に行っていますね。
 このあたりの人には無縁に近い、『丹生都比売神社』なんて所にも行っています。
 それにしても広いです。
 昔に『吉野熊野国立公園』を指定した時もつかみ所が無いほど広かったものです。
 山はあっても取り立てて言うほどの名山があるわけでもなし、きれいな海岸線だらけで「ここだ!」と言うポイントもなし・・・つかみ所の無い『いいところ』なんでしょうね。

 『熊野はいいところ』『南紀はいいところ』・・・と言っても、『どうして?』と、聞かれると困るんですね。
 『暖かい』と言っても海岸線だけです。
 『海がある』と言っても、波が荒くて海水浴場も少ないし、ヨットハーバーもなし・・・
 『魚がおいしい』と言っても、地場で揚がる魚もそんなに変わったものもなし・・・
 『固定資産税』『国民健康保険税』は全国でもトップを走るくらい高いし・・・
 普通の田舎・・・なんでしょうね。

 それでも・・・
 暖房なしでも冬が越せるし、霜や雪の心配なしで年中家庭菜園も出来るし・・・
 その気になれば『熊野古道歩き』になら毎日でも行けるし・・・
 『大衆魚』であれば新しいのが手に入るし、たまには『イルカ』や『鯨』も安く出てくるし・・・
 本当かどうかは知りませんが、『補陀洛・極楽浄土』に一番近いのだそうですし・・・
 あまり使い道が無くても、もうすぐ高規格道路と言う高速道路も出来ますし・・・
 リタイア組、お迎え待機組には良い所かも知れません。
d0045383_1227013.jpg

 ここが高野山の守護神と言われる『丹生都比売神社』(にぶつひめじんじゃ)です。
 あまり、交通の便のよくない場所なので立ち寄る人は少ないようです。
 「八百比丘尼」だとか「真井御前」などに由があるところらしいです。
 田舎らしくなく、朱塗りの神殿が並んでいるのも、都直結の空海や真井御前が建立した神社だからでしょうかね。
 ここも、よさそうな『田舎』ですよ。

カメラはツァイス・イコンタ523/16

高野山・丹生都比売神社付近の地図です

by je2luz | 2009-02-24 12:39 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 奈良熊本の若造 at 2009-02-24 21:40 x
『丹生都比売神社』大事に守られてて、
いいですね。

残せるもの残せないものや
名も無く朽ち果てしまうもの、

小さいころ田舎で、不法侵入した炭鉱の跡地は
誰もいなくなった寂しさがありました。

昔から大事にされていたものや、
些細な自然の産物にも、
それなりの重さを感じてしまいますね。
Commented by je2luz at 2009-02-26 13:34
 弘法大師・真井御前が直接・・・となると、田舎でもきちんと守られてきていますね。
 その分少しよそよそしいものも感じます。
 鎮守様と違い、下々の私には格式が高すぎるのでしょうね。


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