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LUZの熊野古道案内

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2009年 02月 04日

熊野の旅 大又川 川遊びの心得 3

 「大又川」は熊野市の中では寒いところにあります。
 今私が住んでいる木本町と比べると今の時期の夜中は4度から5度も気温が低いのです。
 日が暮れると気温はマイナスになるのが当たり前のところです。
 さしずめ木本がハワイなら大又川流域の飛鳥町はチベットみたいなものです。
 
 寒いところですから、真冬には川遊びをしたくなる雰囲気はありませんね。
 そうは言っても、川が凍りつくということはありません。
 岸の近くにある水溜りは凍りつきますし、厳しい寒波がやってくると静かな岸辺の部分とか背の部分で飛んだしぶきが凍っていることもあります。
 この辺は冬場は渇水期ですから流れる勢いも弱いですか、流れが凍ることは近年ありません。
 子供のころに一度本流の淵の表面に氷が出来かけたのを見ましたが、もっと昔には川の流れのかなりの部分が凍ったこともあるようです。
 熊野は南国というイメージもありますが、こんな寒いところもあるのです。

 この時期にでも魚釣りは出来ます。
 魚はあまり活発に動いてはいませんが、虫も少ないので本来は植えているのです。
 近年は生活廃水も流れ込むので、魚の食生活も変わっているかもしれません。
 この時期のえさは『みみず』になります。
 魚が小ぶりですから、あまり立派なミミズは食いが悪いです。少し小ぶりのやつが良いでしょう。

 冬から春先には風の吹く日も多いです。
 ここの川のように『シズ』を使わない、えさの重みだけで沈める方法は風にめっぽう弱いです。
 かなりの速さで流しながらつるのですが、空中にある糸の長さに対し、水中の部分が少なめですから、風に引っ張られて沈まなくなります。
 暖かい時期なら、魚が活発なので川面を漂うようなえさにでも、いや、空中に浮いていても飛びついて食らいついてくれますが寒いときにそんなに元気なのは『アメノウオ』くらいのものです。
 この『アメノウオ・アマゴ』は3月まで禁猟なのかと思います。
 うんと上流部で普通の釣りをしない部分では完全に『アメノウオ』狙いですが、集落のあるようなところではアマゴなどは普通の魚を釣っているときの外道としてまれにかかるだけです。
 これも勝手に食いついてくるものは避けようがないですからね。
 でも、この時期に釣りに出かければ目立ちます。
 たいそうな装備、服装でやっていれば注意されるでしょうね。

 もう少しすると、『舞いウグイ』の季節になります。
 これは『ウグイの産卵』です。
 有名な鮭や鱒の産卵は一対一になる生存競争ですが、ウグイは群れで産卵します。
 春先、桜が咲くころにゴロ石のある緩やかな瀬の所にたくさんのウグイが集まってきます。
 その数は数百匹になることもあります。
 その時期のウグイは婚姻色になっています。
 原は真っ赤になり、背中はフランより黒くなります。
 岸辺や橋の上から見ると黒っぽい目立たない塊です。
 昔は30cmにもなるようなのも混じっているほど大きなウグイが輪になってぐるぐる回っていたものですが、近年は小さなのが一人前に産卵しているようです。
 人間同様、目覚めるのが早くなったのか・・・

 この『舞いウグイ』はイカを釣る「テンヤ」のような錘に針を四方につけた仕掛けで引っ掛けて吊り上げます。
 『投網』で一網打尽にする方法もありましたね。
 ウグイを大量にとっても食べる習慣がないのでこの漁は消えてゆきました。
 こうした資源に影響するような漁が無くなって来てからのほうが魚の減り方が激しくなったのは皮肉なものです。

 3月から4月にこちらにこられ、川を眺めていて、運がよければ『舞いウグイ』を見られるかもしれません。
 ただ・・・普通の人だと、指を指されても目を凝らさないとわからないことが多いです。
 ウグイだって外からは目立ちたくないはずですからね。
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熊野市周辺地図です

by je2luz | 2009-02-04 12:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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