昨日から『大寒』だそうです。
これから『立春』までが一番寒い時と言うことらしいです。
でも、体感的には立春を過ぎてからの半月ほどの方が寒いですね。
『寒』と言えば、『寒行』に『寒鰤』ですね。
近年は両方とも少なくなっているように思えます。
『寒行』も本山とかのある町では冬の風物詩として今でも盛んだそうですが、こうした末寺の所では昔ほどの熱意が無いようです。
住民も関心が薄れて、寒行の僧侶が歩いてもお供えをする家があまり無いようです。
『寒鰤』の方も、このあたりの『大敷網』には大きな群れが掛からないようです。
資源が減ってしまったこともあるのでしょうね。
昔、私が知らないほど昔には山積みするをど獲れるときもあったそうです。
私が子供の頃・・・戦後になってからは急速に獲れなくなったようですね。
『大きな寒鰤の照り焼き』は言い表せないほど美味しい物です。
『鰤』の身は固いですし、脂が多すぎるので『刺身』は少々癖があります。嫌いな人も居るくらいです。
新しすぎると歯が立ちにくいくらいです。
魚も新しければ良いと言うものでも無いのです。
高級魚の『鰤』ですが、食べ方として一番なのは『照り焼き』だと思います。
能書きをとかく言う料理ではなく、あちらこちらが黒く焦げた、皿からはみ出すような照り焼きが一番です。
上品に焦げ目も無いような蒸し焼き風テリヤキなんて鰤らしくありません。
と言っても、こんな『鰤の照り焼き』を食卓に乗せると、ステーキより高くなってしまいそうです。
最近は、『養殖はまち』の育ちすぎた物が『ぶり』と書かれて出回っています。
下手すると、『天然』などと頭についていたりするようです。
まあ、それはそれなりに美味しい物ですけどね。
焼き魚の王様は『鰤の照り焼き』だと思います。
富山湾だけではなく、日本中が鰤の本場だった時代もあるのですがねえ…
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