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LUZの熊野古道案内

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2009年 01月 04日

熊野の旅 長尾山 

 熊野市は紀伊半島の東南側に位置しています。
 目の前には太平洋・熊野灘で広々とした景色が広がります。
 後は緑の山々が連なっています。
 その山も、さほど高い物ではありません。
 最高峰の保色山でも1028mほどしかありません。
 しかし、切れ目無くびっしりと山並みが続いています。
 開けた方向にあるのは小笠原とか硫黄島、その向こうはアメリカ大陸や南米大陸だけです。
 北風なども吹き込まない代わり、陸路の交通も困難ですが、お空を経由してくる電波も周波数によってはやって来れません。
 マイクロウエーブ、テレビの電波、携帯電話など割合と新しい分野のものは周波数の高い電波を使いますから、この地方は孤立状態になります。
 そうした立地条件ですから、高い山の上にそうした電波を使う施設の中継所があります。
 都会では高層ビルの屋上にパラボラアンテナが上がっている光景もありますが、地形の険しい地方では山の頂になります。
 中継施設の中でも放送施設は、高い山の頂で町から見える場所出ないといけません。
 熊野市では『長尾山・782m』と言う山がそうした条件を満たしています。
 険しい山ですが、そのために山頂まで道路が作られています。
 昔は、一雨降ると路面が流されて普通の車では走行不能になる道でしたが、今では一応全面舗装の道路になっています。

 狭い山頂ですが、こうした道路も入っている山など他にはありませんから、各種の無線設備がずらりと並んでいます。
 テレビの全放送局の中継施設が当然あります。
 電力会社の専用無線設備や熊野市の防災無線、消防無線、三重県警の中継・・・一番大きいタワーのNTTマイクロウエーブがグラスファイバーの設置で縮小されていっていますね。
 単なる中継基地は保守管理の大変なこうした施設からグラスファイバーの地下ケーブルに置き換えられてゆくでしょうが、電波を出す施設は東京タワーより高いこうした山を使い続けるしかないでしょうね。
d0045383_1031839.jpg

 このの中継施設のパラボラはほぼ同じ向きを向いています。
 伊勢の方向です。名古屋、津から伊勢の朝熊山へそこから色んな方向に分配されているようです。
 この頂は、無線施設群なので良くある専用施設のように立ち入り禁止と言う形にはなっていません。
 こうしたタワーのある山頂に登ることが出来ます。
 壁のように切り立った海側の斜面の下には熊野市の中心部や七里御浜・南牟婁郡が箱庭のように見えています。
 実に景色の良い所です。
 何にも無い所ですが、一般の人も景色を眺めに時々登ってきます。
 私たちアマチュア無線家にとってはメッカのような所です。
 ここに登れば普段は全く縁の無い、東京も大阪も軽々と交信出来るからです。
 
 昨日、1月3日に息子が無線をしに登った折に忘れ物を届けがてら登って来ました。
 山頂は夏でも涼しいくらいで、冬場は大変なのですが、ぽかぽか陽気で孫娘たちもはしゃぎまわっていました。
 眼科の景色はフィルムカメラの方の写真で後日載せます。

木本町全図です

by je2luz | 2009-01-04 10:22 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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