LUZの熊野古道案内

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2008年 12月 16日

熊野の旅 昔の食べ物 うつぼの干物

 今では『珍味』などといわれているものですが。昔はこの『うつぼの干物』はすごく日常的な物でした。
 生きている時にも、いかにも獰猛そうな不気味な生き物ですが、干物になっても顔こそ無いですが、まだら模様が不気味な物です。
 おまけにこの生き物は小骨だらけで食するには手間の掛かるもにです。
 大きな物は1mにもなろうかと言う物なので、結構食べ応えはあるのです。
 この辺の磯に行って、岩の穴をのぞくと、頭だけを出し口をパクパクさせて外の様子を眺めています。
 私などは「山の子」なのでこいつは「獰猛だ」と聞かされて育っていますから、すぐに尻込みをしてしまいます。
 この『うつぼ』は獰猛なせいか、簡単に釣れます。
 魚釣りの針が無ければ釘を曲げてでも餌をつけて鼻先に下ろしてやると。食いついてきます。
 ただ・・・食いついたものをどう外すかが問題ですがね。

 うつぼと言う物はそこそこ量的には獲れるので昔は良く食べられていたのですが、小骨が多いということで自分では料理しにくい・・・おまけに見掛けが悪い・・・と言うことで、家庭で食べられることが減ってしまいました。
 食べにくい物を食べなくても、世界中の海から魚が漁師町までやってきますからね。
 一時期は忘れかけられていた『うつぼの干物』なる物も、『グルメブーム』『特産品ブーム』とかで、少し復活しているようです。
 庶民のおかずとしてではなく、どちらかと言うと、都会人の好奇心と舌を満足させるようになっているようです。
 これも、あの獰猛そうな風貌と、日本中で『怖い魚の代表』のされたことが支えている人気なのでしょうね。

 今からが 『旬』 です。
 紀州の漁場では冬の太陽の下で、まだら模様の長い干物がはためいているのが見られることがあります。
 食べれば美味しいですよ。
 それに、昔から、滋養強壮、精力増進に利くなどと言われて来ました。
 そちらの効用のほどは知りませんが、結構いける干物ですよ。
 焼き過ぎないように・・・カチカチになっちゃいます。
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 カメラは エンサイン820

木本町全図です

by je2luz | 2008-12-16 12:40 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by k,y at 2008-12-23 00:05 x
 正月のおせちにもウツボの干物がありました

 砂糖醤油をつけて、焼いて食べましたが、子供には硬くて食べにくいものでした
Commented by je2luz at 2008-12-23 20:10
 食べにくいから珍味になってしまったのでしょうね、
 和歌山側では結構作っているようですが、こちらではほとんど見なくなりました。


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