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LUZの熊野古道案内

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2008年 12月 15日

熊野の旅 昔の食べ物 サンマのすき焼き 

 食べ物は時代と共に段々変わってきます。
 私一代の間でも随分変わりました。
 戦時中のことは知りませんが、それに続く戦後の食料不足と日本が貧乏だった時代は記憶にあります。
 『欠食児童』などと言う言葉があった時代です。
 子供の肥満なんて、心配しなくて良いくらいの時代でした。
 少し小太りの子が『健康優良児』なんて表彰された時代です。

 元々、肉も食らっていたはずの日本人が知らない間に江戸時代頃に、四足は食べちゃあいけないなんて話に変わって居たようですね。
 もっとも、そんなことを言いながら、猪や鹿、タヌキ、兎などを獲って食べていたようですが・・・
 人間、腹がへりゃあ目の前の食い物をあきらめるはずは無いですよね。
 皇居のお堀の鯉まで内緒で獲って食った人も居るようですから、猪を獲って皮だけ採って身を捨てるなんてありえませんよね。

 まあ、そんなことはさておき、戦後になってもしばらくは日本中食料不足が続きましたから、今とは随分違う食生活でした。
 もっとも、そんな時代でもお肉だろうとケーキだろうと腹いっぱい食べて居た層はあるのですが、押しなべて庶民はそんなものからは縁遠かったものです。

 そんな時代の冬・・・
 やっぱり、鍋は食べたい・・・
 でも、牛もない、豚も無い・・・
 たまに家で飼っているニワトリが卵を産まなくなった『ババ鶏』になったのを締めて食べるなんてのが贅沢の一つでした。
 『ババ鶏』ですから、ものすごく硬いです。
 地鶏は風味があるといいますが、風味を通り越した臭いもあります。
 真黄色な脂があってぎらぎらします。
 子供の私は苦手でした。
 猟師さんから猪や鹿の肉をもらった時もすき焼き風の鍋になりましたね。
 それも年に一回くらいです。

 ニワトリ・カシワも猪も無い時にでも鍋をしたい・・・すき焼きも食べたい・・・
 この辺ではタラなんて魚は捕れません。
 そこで使われていたのが『サンマ』です。
 サンマを3cmほどのぶつ切りにしたものを使ってすき焼き風に仕立てます。
 サンマを食べつくす地方だからなのかもしれませんが、およそ、すき焼きの主役にならないような『サンマ』が主役?なのです。
 『関西風すき焼き』の勢力範囲ですから、すき焼きは肉を炒めてから味付けをする地域ですが、『サンマ』はそんなこと出来ませんから、『サンマのすき焼き』は関東風です。
 濃く味付けした汁にサンマを入れて行きます。
 そもそも、肉であっても『関東風すき焼き』は美味しくないのに、主役が『サンマ』ですからねえ・・・
 食べた覚えはあるのですが、『美味しくなかった・・・』と言う記憶しかないですね。
 いつでも復活させられますが、あえて作ってみようとも思いません。
 カロリーも低いでしょうしDHA?とかもあるでしょうし・・・
 どうですか?一度試しに造られては?
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 カメラは イコフレックスIIa・Restyled

木本町全図です

by je2luz | 2008-12-15 11:20 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by k、y at 2008-12-23 00:08 x
 秋刀魚の内臓で造った真っ黒な塩からは、祖父が造って食べていましたが、秋刀魚のすき焼きは、記憶にありませんね
Commented by je2luz at 2008-12-23 20:11
 サンマの腸の塩辛は珍味中の珍味ですが、苦いですね。


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