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LUZの熊野古道案内

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2008年 12月 14日

熊野の旅 光る海 冬の熊野灘

 日本列島は真ん中に背骨のように高い山が走ってています。
 そのため、山をはさんで、気候や天候が随分違います。
 おまけに、この列島は南北に長いのでそれによる差も出てきます。
 夏場などはものすごく広範囲を覆う太平洋高気圧の影響下にあるので、この差もそんなに大きく無いのですが、冬になるとものすごい差が出ます。
 この差からでしょうね、太平洋側を『表日本』、日本海側を『裏日本』と呼んできました。
 中国地方では『山陽』と『山陰』ですね。
 日本海側のイメージが余りよくないですね。
 考えてみれば、太古の昔から、日本の玄関口は北九州から出雲、若狭ですよね。
 太平洋側のほうが裏口だったのですがねえ…

 そんなことはさておき、冬の海は日本海と太平洋、ことに大陸からの寒気と日本海からの雪雲を二段構えの山の群れでさえぎっている紀州の熊野灘では随分様相が違います。
 元々、紀州の海『黒潮』が目の前に流れているので日本海に比べ黒っぽいのです。『群青色』と言うやつでしょうね。
 この色は大雨の後で淡水が混じって白っぽくなるときを除いて一定です。
 日本海は、夏場は明るい色をしているのに、冬場になると空の色をうつして灰色や真っ黒に変わりますね。
 その季節、こちらでは晴天続きで波も静かな日が続きます。
 夏の海よりずっと静かです。

 冬は太陽の位置が低くなります。
 夏よりは南に寄った空をとおって行きます。
 そのため、この辺りから見ると海の上に掛かる時間が多くなります。
 海がその光を反射してキラキラ光って見えるのもこの時期です。
 夏場だと5時とか6時に日が昇って、天高く登ってしまうのですが、冬は行動を起す時間でもそんなに日は高くないですから、朝日が海を照らすのを見る機会も増えるでしょう。
 秋ー冬ー春の間は朝日は海から昇ります。
 その時期の日の出の海はものすごくきれいです。
 水平線がどんどん明るくなって、サーーッと光の筋が海面を走ります。
 水平線に雲のあるときは、その雲が赤黒くなり、段々オレンジに変わってその上に顔を出します。
 結構感動的な物ですよ。
 ただ・・・
 私の家からだと毎日のことで、二階の子供部屋から見られるのですが、見に行くことも無いですね。
 その部屋で育った子供も、果たして何回見たことやら・・・

 この季節に熊野にこられたら、この光る海をご覧になれると思います。
d0045383_1152924.jpg

 カメラは イコフレックスIIa・Restyled

木本町全図です

by je2luz | 2008-12-14 12:03 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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