LUZの熊野古道案内

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2008年 12月 09日

熊野の旅 半世紀 増えたもの、減ったもの

 熊野市を見渡すと。この半世紀ほどの間に随分色んな物が変わりました。
 人工物は当然どんどん変わって当たり前ですが、自然?のものも随分変わっています。
 
 一番目立つのは、人間の数、子供の数ですね。
 3万人居たから『市』に成れたのに、発足当時には入っていなかった紀和町を併合しても、今ではようやく2万人です。
 1/3減ると目立ちますね。
 子供の数は半分なんて物じゃないでしょう。
 5クラスあった木本小学校などは、昔式に言えば複式学級に落とされかねない、一学年20人ほどです。
 日本中の田舎がこんな様子でしょうね。

 減ったものは、田畑もですね。
 山際、ずっと段々畑などがあったところは全部荒地か植林された山林になっています。
 山すそや中腹にあり、そこそこ日当たりも見晴らしも良かった家が、すっかり埋もれてしまいましたね。
 人が居ても居なくても、遠くから見ると廃墟みたいなのが増えてきました。
 人が住みついて以来、先祖代々、営々として開墾を続けて広げてきた人間のテリトリーが一気に狭められてしまいました。

 増えてきたもの・・・
 農地が減って、荒れた野山が増え、テリトリーがうんと人里に迫ってきたからでしょうか、『タヌキ』はものすごく増えましたね。
 雑食性なので、人間が一杯食べ残して捨てるようになったのも増える原因なのでしょう。
 一時期は減っていた東京のタヌキまで増えているようですからね。
 まあ、タヌキは人間と同居する動物としてはさほど悪い方ではないでしょう。
 良く似た格好の物で、『アライグマ』が増えています。
 こいつは半世紀前には動物園にしか居ない代物だったのですが、ペットにするようになってから全国的に逃げ出したやつが野生化して増え続けていますね。
 外来種は田舎のほうが遅く現れるのですが、アライグマはもうこの辺にもやってきて増え始めたようです。
 タヌキと違い、壁でもよじ登って天井裏にでも住み着くし、凶暴ですから厄介なやつです。

 うんと増えた動物には、『猫』と『犬』も入りますね。
 昔から、田舎では結構犬や猫は居ました。
 その猫や犬は自由に歩き回っていました。
 最近では、『犬は繋いで飼いましょう』と言うことで、みんな鎖につながれています。
 猫も、家から出してもらえず、たらふく美味しくて栄養たっぷりの餌を貰うのでねずみなどには振り向きもしません。
 ねずみを見たら逃げる猫まで居るそうですからね。
 こうして、人間の周りで働いてきた犬や猫から仕事を取り上げたので、獣にとって人里も歩きよくなったでしょう。
 一番の敵は『自動車』と言うどでかい凶暴な足の速い、目玉の光るやつなのでしょうね、
 田舎では、その自動車もどんどん減り始めましたからね。
 夜中に走るような年齢の人が居なくなって、7時のニュースが終わったら寝るような種族が1/3ほどに増えていますからね。
 里や町に出てくる動物にはありがたいことでしょう。
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木本町全図です

by je2luz | 2008-12-09 12:21 | 熊野 | Trackback | Comments(2)
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Commented by 奈良熊本 at 2008-12-10 04:37 x
おはようございます。
タヌキは増えているようですね。
奈良でも、交通事故にあっているのを見かけます。

タヌキ汁とやらを昔話でよく聞きますが、
猪ナベと違い、最近は食べないのでしょうね。
Commented by je2luz at 2008-12-12 13:28
 今はタヌキ汁はしないようですが、しし鍋(牡丹鍋)や鹿鍋、鹿刺しなどはハンターとその周辺では良く食べられています。
 結構高く売れるので、近年はお裾分けが来なくなりました。
 もっとも、癖があるのでそんなに旨いとも思いませんがね。


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