LUZの熊野古道案内

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2008年 11月 18日

熊野の旅 静かな町並み

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 いつもながら、スッキリした静かな町の佇まいです。
 熊野市木本町本町通りです。
 かつてはこの地方の中心で一番大きな商店街でした。
 今では、そこが商店であったことが分かる程度の古い木造住宅が並ぶだけです。
 
私の写真に共通するのは、こうした町の写真や熊野古道の写真には人物が写りこんでいないことです。
 昼日中に人を入れないで撮影しようと思ったら、映画のロケ並に人払いをしないと出来ないのが人口密度の高い日本の町や観光地なのですが、幸い?この辺ではそんな心配は要りません。
 逆にお祭りとかでは人物を積極的に写しますが、顔なじみが多いので撮影は楽に出来ます。
 
 人の切れ目が無いほどこの本町商店街に人が歩いていた頃には、この道は砂利道でした。
 私が中学の頃、昭和30年代だったのでしょうかね?アスファルト舗装がされたのは・・・
 ちょうどその頃に、商店街の中心が、一本山側の記念通りに移って行きました。
 ガシャガシャ・ジャリジャリ・・・非常にうるさかった下駄で砂利を踏む音が消え、人々の足元も下駄からサンダルとか靴に代わって行きました。
 でも、静かになっていったのは歩く人の絶対数が減って行ったからでした。
 そして、この石畳が完成する平成19年ともなると、お祭りでもない限り、いつもこの状態と言うところまで来ました。

 静かで、少しうらぶれた感じで、ほんの少しだけいい感じの町並みなのですが、ちょいと中途半端に改造された家が多いのは、『元商店街』と言うことなのでしょうね。

 それぞれの商店はみんな小さな物です。
 今の感覚で言えば小さなお店が普通のものでした。
 大店と言われる店でも、今流に言えば小さな物です。
 昔は、商品棚を埋め尽くすほど色んな商品があったわけではありません。
 それに、一般人の食生活にしろ着る物にしろふんだんに消費することはありませんでした。
 だから、ものすごく栄えた商店街といっても、実際に動いていた物の量はたいしたことは無かったと思われます。
 貨幣価値を補正しても庶民の所得はものすごく低かったですからね。

 夕食のおかずに『サンマ』が半匹付いていれば贅沢だったのです。1/3もあればましな方・・・あとは漬物と具の無いような味噌汁・・・
 そんな庶民相手に掛売りで商売して・・・
 昔の商売人も大変だったのでしょうね。

木本町全図です

by je2luz | 2008-11-18 12:15 | 熊野 | Trackback | Comments(1)
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Commented by 奈良熊本 at 2008-11-18 22:50 x
こんばんは
私は九州の炭鉱町に育ったので、幼少のころから過疎化を経験していました。
寂しい限りですが、独り占めできる楽しみも少しはあるのではあるのではないでしょうか?
プラス思考で、楽しんでおられ、立派な懐メロ写真やブログを拝見させていただき、縁もゆかりもない熊野にここ数日興味ももたせてていただいております。
では、おやすみなさい。


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