段々と日が短くなって来て、お腹が空くのが早くなってきました。
『定時』と言うものが無い生活を送っていますから、早く日が暮れるとお腹が早く空くようになっています。
ただ、昔の人のように、日の長さで生活のリズムが変わるのは『夕食』だけみたいです。
日の出に起き出すなんてありませんから、日の出の時間はまるで関係ないです。
寝るのも午前2時とかと言うのも何十年も変わりません。
お腹が空くからと言って、夕食をあまり早くすると午前2時までなんてお腹が持ちません。だから、夜食が欲しくなるし、食べない方が良いに決まっていますから、うんと我慢して夕食をなるべく遅くまで我慢します。
食欲の秋ですから、その延ばす一時間とかがものすごく待ち遠しいです。
これは今夜のおかず用の『小鯵』です。
秋口に比べ、売り場に並ぶ『鯵』が随分大きくなってしまいました。
この辺りで好まれるアジではそろそろ限界の大きさですね。
まだ、丸干しにはなりますけどそろそろ頭から骨まで食べちゃうには大きすぎになって来ています。
生(無塩・ぶえん)の物でも、頭からそっくり唐揚げに・・・と言うのも限界に近づいています。
『豆アジ』の時はほんの少しの腸とエラと両脇のぎざぎざを捨てるだけで全部お腹に入るのですが、ここまで来ると、普通の魚並みに捨てる所が増えて、60%とか50&の歩留まりになってしまいます。
昔の酒飲みはこれを丸まま焼いて、ユズなど掛けて酒の肴にしていましたね。
今流に言えば、『炭火焼』『天然無農薬ユズ』『産地直送』の『アジの焼き物』ですね。
都会の小料理屋では一体いくらの値が付くのやら・・・
田舎では今も昔も庶民の食べ物なのですがねえ・・・
うんと安いときにはどっさり買って自分で丸干しにする人もたくさんいたのですが、最近ではアジは少し高めなので、サンマの捕れ過ぎのとき位しか丸干しのすだれが普通の家の軒先に出現することはなくなりました。
私は酒も飲まないし・・・
畑の獅子唐などと一緒に天麩羅にしていただきます。
一応、熊野の秋らしいメニューです。
木本町全図です