LUZの熊野古道案内

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2008年 10月 25日

熊野の旅 さすがは世界遺産 4 からくり

 『紀南中核的交流施設』について概要を載せてきました。
 まだまだ、企画が一杯山積みです。
 40年ほど前に国がパイロット事業として山を切り崩し作り上げた『金山パイロット蜜柑園』をさらにブルとユンボで切り崩して敷地を造成して作り出す大事業ですから、盛りだくさんの企画がないとやれません。
 以前から浮かんでは消えしていたこの土地にはめ込むプロジェクトには、「雨竜企画」「オークワ」「ミズノ」「日比谷ガーデン」など色んな企業の名前が浮かびました。

 その企画は当時生まれてきた『PFI』と言う方式で行うと言う物でした。
 『PFI』とは事業に関わる道路などの基盤事業・インフラは公共で行うが、事業本体は民間の資本でやると言う物でした。
 それでも、自前で土地を確保、買収し、取り付け道路も自前で建設するよりはるかに有利です。それに、環境影響調査・アセスメントもお役所の金でやってくれて許認可も全部フリーパスです。
 民間会社には美味しい話なのです。
 こんな美味しい話を持ち出す時は、天下り先に仕事を出すとき以外では、誰もやりたがらないほど条件の悪い場所での事業と相場は決まっています。
 折りしもバブル終盤で全国で作りすぎたゴルフ場は会員権も売れない状態になっているし、企画書が書きあがった頃にはバブルもはじけかけました。
 この立地条件では、いくらお役所が笛を吹いても乗っかる企業が無かったのです。
 準備段階の調査だけは取りっぱぐれが無いので企画が変わるたびにコンサルタント会社がもがりついて汁だけ吸って帰りました。

 そして、今回ようやく日の目を見たのですが、その実態は・・・
 『PFI』方式なんて物ではなく、お役所丸抱え『好きにしてくれ』方式なのです。
 『道路や水道などはもちろん、土地の造成から建物まで全部公金で作ってあげます。 10年間だけどうぞ運営してください・・・』
 と言うものなのです。
 私はこの裏側を知る立場では今はありませんからよく分からないのですが、各地の類似事業から推測すると、この表面契約以外にも付帯事項があることが多いものです。
 それも運営会社に絶対的に有利な物が殆どです。
 
 今回、この事業を引き受けてくれたのは、『株式会社エムアンドエムサービス』と言うなんとも不思議な名前の会社です。
 大阪に本社があり、全国70ヶ所以上で企業の保養所や公共の宿の運営を行っている会社だそうです。
 こんな辺地で大きな事業をただとは言えやってくれるのだそうですから、地元民・三重県民・出資元の国民、皆で感謝しないといけないのでしょうね。

 まあ、表面的は事業費はたった30億円です。
 みかんを作っても赤字なんですから・・・
 お役所的には無駄遣いでは無いのでしょう。

 公共で作った建物ってことは・・・固定資産税もかからないから、税収も無いってことですね。
 少し位固定資産税が入ったところで焼け石に水の財政ですしね。
 この施設が10年存続できるように皆様のご来場をお待ちいたしております。
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カメラは オリンパス・ワイド
木本町全図です

by je2luz | 2008-10-25 12:10 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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