LUZの熊野古道案内

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2008年 10月 14日

熊野の旅 木本祭り 宿所

 木本祭りの出し物は町内を一周します。
 一周と言っても長い方でも1Kmもない市街地の表通りを巡行するのですから、距離にすると大したことはないです。
 総延長で2Kmも無いのですから、少しまともに巡行すれば1時間、のんびりやっても1時間半もあれば終わってしまいます。
 これじゃあ、いくらなんでも・・・と言うことなのですが・・・
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 巡行の途中には行列の休む場所があちこちに用意されています。
 この休み場所・宿所は少しずつ変化して来ています。
 大昔は分かりませんが、昭和期になった頃には、各町内の有力な人の家の前に構えるようになっていました。
 いわゆる『大店』とか『町会議員』『県会議員』の家が、振舞い酒を出し、子供たちには駄菓子やみかんやジュースなどを出していたのです。
 『町会議員』が『市議会議員』と呼び名が変わってもその習慣が続いていました。
 これは明らかに『公職選挙法違反』と言うものです。
 今でも各地で残っている風習なのかと思いますが、出す方より要求する住民の方がおかしいはずなのですがねえ・・・
 祭りだとか言う口実で押しかけるにしても、神の名を借りて、民主主義の根幹まで捻じ曲げようと言うことですからね。
 およそ、神輿と言う物は『比叡山の僧兵』が都に押しかけた頃から悪い方にも随分利用されてきたようです。
 ここの御輿でも、昭和の中頃までは、寄付を渋った家とか、気に入らない家にはわざとぶっつけて。軒先や店を壊したそうです。
 昭和の後半になると、壊した時は宮さんの役員が謝りに行き弁償を申し出たようです。
 暴れる方はおとなしくなってきても振舞い酒を断る所には進まなかったようです。
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 この宿所も近年では各町内一箇所になり町内会で世話をするようになったところが殆どです。
 と言うより、祭りの巡行の道筋には市議会議員もいなくなったということもあります。
 一箇所だけ、クラブが二軒、小料理屋が一軒、町内会が一箇所、元県会議員の家・・・合計5箇所が30mほどの間に並ぶ所があります。
 礼儀上、全ての宿所では止まる事になりますから、飲むほうも大変ですね。
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   華やいだ祭りの後 静まる町を背に. 星を眺めていた ・・・
 と、いう歌もありますが・・・

 宵宮の夜だと言うのに、近年は本町を行き交う人も見かけません。
 参加する人をかき集めて巡行しているので見物に出る人は残って居ないのです。
 空家とお年寄りばかりとなった本町だと、夜8時半だとか9時なんて夜中ですからね。
 昔より数の増えた祭りちょうちんと灯篭だけが巡行を待っていてくれます。
 この写真も、人払いをして撮ったのではなく、人が通らなかっただけです。

 カメラは フジカST605N+クルタゴンC35mm+トライX
 
木本町全図です

by je2luz | 2008-10-14 11:46 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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