LUZの熊野古道案内

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2008年 09月 18日

熊野の旅 久々の松本峠

 先日、デジタルカメラの映像で明るくなった『松本峠』の現状について書きました。
 下の写真が645で撮った、今の明るい松本峠です。
d0045383_1123579.jpg

 光がよく回って写真を撮る分には随分良くなりました。

 杉桧の山は大体暗いものです。
 箱根の山は天下の剣・・・ ・・・昼なお暗き 杉の並木・・・
 と、歌に歌われ、ちっともオーバーに取られなかったほど暗い物なのです。
 すぐ横まで切り倒してもこれだけの木陰が出来るほどですからね。
 ただ・・・
 伐採して数年はやはり赤茶けて見苦しいですね。

 でも、赤茶けていても、土が露出して赤茶けて見えるのではありません。
 木の枝などが敷詰められて赤茶けて見えるのです。
 それが消える前に草や雑木が出てくるのが温帯の優しい自然なのです。
 熱帯だと、腐葉土も出来ないほど分解が早く、こうして皆伐すると、捨てた枝などもすぐに分解され土が露出します。
 亜寒帯だと、枝は腐りにくいけど、草も雑木も中々進出してこないし成長しないので土が露出します。
 かくして、日本の豪雨地帯は温帯ですから、山は緑で守られてきたのです。
 それでも、地球の歴史で見れば、日本の山もどんどん削られ、崩れて海に運ばれていったわけです。
 今の雨だけが運ぶのを休む訳が無いのです。

 雨や災害に弱い人工林を作り出しておきながら、管理を放棄すれば当然、崩れもします。
 強いと言われる雑木山でも放置すると木々のバランスが壊れて弱くなります。
 雑木山でも、民家の近くのものは『里山』として管理されていたのです。
 薪炭材料に利用しながら、明るくて陽の入る、人が歩ける雑木山に仕立てたのです。
 今では、雑木山と言う物は『荒れた山』の代名詞になってしまいましたね。
 人も入れないジャングルになり、民家のすぐ裏にイノシシのねぐらを作るに適した場所まで提供しているのです。

 杉や桧でさえ金にならないようにしてしまったのですから、雑木山など管理できるはずも無いです。
 『備長炭』など馬鹿みたいに高い炭は別として、バーベキューなどの炭は熱帯の陸も海も破壊しながらマングローブを切りまくった炭を輸入して安売りを繰り返してしまい、日本の雑木では炭も焼けないのです。
 
 花形ともてはやされ続ける商社マンたちの実態は、日本国の農・林・水産・・・田舎をぶっ潰して目先の利益を追う、人非人、非国民集団みたいです。

 カメラは フジ GS645S Professional

熊野市広域地図です">
熊野市広域地図です

by je2luz | 2008-09-18 11:57 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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