LUZの熊野古道案内

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2008年 08月 14日

熊野の旅 七里御浜と日常生活

 今日は下の写真のように二階のベランダにずらりと布団を干しました。
 花火の前に子供たちが帰ってくるのでその準備です。
 真夏の晴天ですから裏表、一時間ずつも干すと完全乾燥になりそうです、
 
 田舎では盆正にこうして布団を干す光景が良く見られます。
 普段は押入れにある布団をこうして干して帰省する人に備えるのです。
 客が帰ってからももう一度干して、次に来る時までで保管します。

 ここ木本ではこのように布団を干すのは『浜』ですることが多かったのです。
 古い町場の家は平屋ですからベランダなんて無かったですし、たくさんの布団を乾かすのは、浜の砂利の上に並べるのが一番効率がよいですからね。
 今のように、町並みと浜が国道なんかで分断されていませんでしたから、布団を担いで行くのも楽だったのです。
 更に、浜が今よりずっときれいでした。
 砂利がたっぷりあって、泥っ毛など全然無かったですからね。
 今の浜は砂利が減って、下の泥っ毛が混じっています。
 それに、やたらと増えた犬の散歩で糞は無くても気分的によくないですね。
 昔は布団だけでなく、シーツ、敷布を干すのも浜に広げました。
 糊をした敷布が浜のあちこちで広げられていた物です。
 今ではほとんど見かけなくなりましたね。

 昔の人は眼一杯浜で乾かしたので、干したその日など、布団が熱くて寝れませんでしたね。
 おまけに、敷布も寝巻きも糊がしてあり、日焼けした背中が痛くて…
 今では、あんなふうにぽんと置いたら立つほど糊の利いた敷布や浴衣は見かけませんね。

 目の前に広がる七里御浜もこうして浜筋の人の日常生活から離れていっているようです。
 山間部では川原の大きな岩盤(なべら)に貼り付けて敷布を乾かした物ですが、その光景もなくなっていますね。
 どこでも、自然とのふれあいが減っているようです。
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この周辺です

by je2luz | 2008-08-14 11:14 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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