LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2008年 08月 01日

熊野の旅 熊野のお盆 1

 熊野のお盆と言えば、灯篭焼きからはじまった17日の『熊野大花火大会』です。
 しかし、これはやっぱり『お盆』の行事の一部分に過ぎませんね。
 おまけに、元々、木本町の花火でしたから、熊野全体の物でもないわけです。

 熊野のお盆は田舎に多い『月遅れ』の8月お盆です。
 お盆の始まりは、8月7日になります。
 普通の家のお盆は13・14・15日の三日で行事は終わりますが、『初盆』の家では7日にはじまります。この日にきちんと『初盆灯篭』を飾り、山間部の集落では。『施餓鬼』用の『水棚』を家の外に向かって作ります。
 これはまさに『施餓鬼』のための物で、外をうろつく『餓鬼共』に施しをする物です。
 軒下に棚を作りつけ、餓鬼が食べるように供え物をするのです。
 供え物と言っても、家の中の初盆の仏様には、果物や蓮の花を模ったラクガンなどを供え、毎日きちんとお膳も作ります。しかし、外の餓鬼には、芋茎(いもがら)や茄子の刻んだ物だけを供えてあります。ものすごい格差です。
 今と違い、貧しくて自分たちが食べるのがやっとの時代に恥じめった風習でしょうからこれで良いのでしょう。
 大体、その頃だと、自分の家の仏様にも今のようにギンギラギンの供え物はしなかった(出来なかった)でしょうからね。
 供え物がたくさんになるに連れて、信心心のほうは少しずつ薄れていったような感じもします。

 この初盆の仏様に対し、近所の人や縁のある人はお参りします。
 この参る風習は全域であるのですが、周辺部では13日の夕方なのですが、木本町では盆に入った7日以降任意の日でよいみたいです。
 参るほうは日を選べるので楽でしょうけど、初盆側の家では7日から13日までずっとお参りに来る人への準備をしておかなくてはならないので大変でしょうね。
 もっとも、家のひとっが居なくても勝手に上がってお参りするのが昔からの習慣ですが・・・
d0045383_1115714.jpg


この周辺です

by je2luz | 2008-08-01 11:19 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/8375789
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 熊野のお盆 2      熊野の旅 やっぱり少ないのだそ... >>