LUZの熊野古道案内

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2008年 07月 25日

熊野の旅 熊野大花火大会 現状・背景

 ここの花火大会の起源は江戸時代に遡るのですが、高度成長期の頃から、全国で花火大会がやたらと増えました。
 大小数え切れない花火大会があるので、昔のように遠くから花火を見に来ると言うものは減っているようです。

 町の大きな所はそれなりに大きな予算が組めるので、打ち上げ花火の数が多くなります。
 地元に大きな会社のあるところは大口の寄付も期待できます。
 観光地なら旅館などからに寄付もあるでしょう。

 『熊野大花火』は『伝統』ではどこにも負けません。
 しかし、資金面ではどこにも勝てない条件です。
 人口は花火の音も聞こえないほど遠い山間部、海岸線の地域を含めても2万人です。
 大企業などあるわけもなく、観光産業も閉鎖寸前と言われる『簡保センター』くらいしかなくなっている状態ですから。寄付も多くは期待できません。
 『熊野原子力発電所』を断ってしまったので、『中部電力』に大口を頼むわけにも行きません。
 市の予算でかなりの部分を賄わなくてはやってゆけません。

 こうした現状ですが、花火があるから里帰りすると言う『元熊野人』が大勢居ます。
 『花火だけはどこにも負けない』と言う、郷土を誇る気持ちが、『現熊野人』にも『元熊野人』にもあります。
 無形の物ですが、心の中に『郷土熊野』を残す大きな手がかりになっています。
 そうした意味合いから言うと、変な観光会館とかで、巨費を投じ、維持費で毎年公費を垂れ流してたまに訪れる他所の人を接待するよりは、『公金』の使い道としては意義があると思います。
 
 無形なものを評価しないなら、たった数時間、数万人の人がやってきて、金を落とさずにゴミとおしっこ残してゆくイベントですから、大赤字ですけどね。
 浜や道端で「りんごあめ」「ふうせん」「やきそば」「カキ氷」などを買ってくれても、それは全部全国を旅している『露天商』の売り上げでここには何も残らないですからね。
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この周辺です

by je2luz | 2008-07-25 12:56 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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