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LUZの熊野古道案内

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2008年 07月 09日

熊野の旅 草いきれ

 梅雨も終わりに近づき、随分蒸し暑い季節になりました。
 緑の多い紀州は南の方でも結構涼しい所です。
 熊野古道歩きに来られ、里に入ると、今は松並木なども無いので炎天下の行軍になります。
 しかし、熊野古道が古道らしく見える場所はほとんどのところが、杉や桧の林の中で涼しくなります。
 いくらうっそうとしていても、これは『原生林』ではありません。
 周囲にある雑木山も、里山ですから『原生林』では無いのがほとんどです。
 半世紀前までは『薪炭材料』として、定期的に伐採管理されていた物です。それが、『薪』も『炭』も使われなくなって放置されて数十年になり、原生林風になっているだけです。
 昭和30年代には貨車に積まれて、大阪や名古屋、果ては東京にまで出荷されていたのですが・・・

 手入れの行き届いた林の中は風通しも良く真夏でも涼しい物です。
 『一風の涼』と言うものですね。座って休めばすぐに体が冷やされます。
 しかし、手入れの行き届かない林の中や山際の草原の所では、『草いきれ』でものすごく蒸し暑い物です。
 足元の地面から立ち昇る水蒸気と葉っぱから蒸散する水蒸気でものすごい湿気があります。ここは気温以上に暑いものです。
 『草いきれ』には独特のにおいがあるものです。
 谷川や用水路のそばの『水のにおい』なども田舎のにおいでした。
 そんな中で育ったのに、最近ではあまり嗅ぐことがないですね。
 中途半端な町暮らしに慣れてしまったからでしょうね。
d0045383_1321465.jpg

 この道路、今では舗装されています。
 昔の国道で、昭和25年ごろでしょうかね、使われなくなった物です。
 地道の方がムードがあるのですが、多雨地帯の山道ですから、舗装しておかないと路面が流されてしまい、すぐに使えなくなるのです。
 昔の道は石で畳んで流れなくしたのですが、今は色気のないアスファルトで道を守っています。

 カメラは クラウン・グラフィック+フジナー150mm

この周辺です

by je2luz | 2008-07-09 13:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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