今月も『公報くまの』が配られてきました。
いつもの恐ろしい数字を転載します。
お誕生 7
おくやみ 23 5月11日~6月10日
人の動き
人口 20.860人 (-46)
男 9.735 (-14)
女 11.125 (-32)
世帯数 10.173 (-19)
相変わらずすごいです。
一年間の出生数から考えると80人ほどです。40人学級でも2クラスから3クラス分ですね。
これを旧熊野市だけでも13校ある小学校にばら撒くと・・・
理想的な『少人数学級』ですね。日教組とかの目指す日本はこんな物だったのでしょうね。
自然は豊かだし・・・ゲームセンターや風俗営業の店やラブホテルもないし・・・
この中で注目すべきは、平成の大合併の掛け声の中で、馬鹿金をかけて吸収合併した、旧南牟婁郡紀和町です。
過疎の町とは言え、ひとつの地方自治体だったわけです。
町全体が『限界集落』になってきているのですが、年間通しても生まれるのは数人あればよい方です。
ここに来て、日本のほとんどの田舎がそうであるように、住民の寿命の延びが限界に達して、お年寄りのなくなることが急激に増えています。
とりたてて、風邪が流行ったわけでも食中毒があった訳でもありませんが、
今月の数字はお誕生0、おくやみ8です。おくやみの方では一番若くて74歳ですから順番には問題ありませんね。
平成の大合併で、地方自治体の数が3300から1000ほど減りましたね。
こうして減った地方自治体の中には、この旧紀和町のようなものがたくさん含まれて居ます。
『廃村』が目の前に迫った『限界自治体』が地図の上でも統計の上でも消えたのです。
問題が解消したのではなく。水で薄めて消し去ったのです。
石原産業並の手法でややこしい物を見えなくしたわけです。
そして、合併しても21.000人ほどしかない『昭和の新市』をそのまま『市』として認めて残したのです。
すごいからくりですね。
三重県南牟婁郡熊野村にしちゃうと、色んな面倒を見なくてはならないし、『村』が日本中に増えたのでは格好も悪いでしょうしね
入学式は寂しくても、『初盆の施餓鬼』はにぎあうでしょう。
でも、あと10年余りすると、その『初盆の施餓鬼』に集まる人も居なくなりますね。
共同墓地の管理者は『熊野市』になっているものが多いのですが、そろそろ『無縁仏係』でも置かなくてはならないのではないでしょうか?
カメラは
オリンパス35S1.9
この周辺です