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LUZの熊野古道案内

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2008年 07月 02日

熊野の旅 昔猫 2

 昔の猫の続きです。
 私の育ったの大又川が山にさえぎられ大きく迂回する、カーブの内側に位置する全部で十数戸の小さな集落でした。
 山間部にしては、平らな所でほんの少しの傾斜しかなく、字名も『平』(だいら)と呼ばれています。
 切り立っては居ますが低い裏山沿いにほとんどの家が並んでいて、半世紀たった今も、『道』が『道路』になり、田圃が圃場整備事業でものすごく人工的に変わっただけで、家の並びや建物はほとんど変わっていません。
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 他から少し独立したようなこの集落では『犬』は居ませんでした。半数以上の家に『猫』がいました。
 川向には『鉄砲持ち』が居たので紀州犬が飼われていましたが、こちら側には犬は必要なかったのです。
 猫だけの集落なので、猫同士のバランスだけ取ればよいし、田舎なので隣家との間にはスペースがあるので猫どもは伸び伸びしていましたね。
 猫の仕事は、悪者のねずみを捕ることでした。他には蛇だとかトカゲだとかすずめなど動く物は片っ端から遊び道具にしていました。

 鳥など捕るのが大好きな猫も。自分の家で飼っているニワトリのヒヨコは襲いませんでした。
 中には『馬鹿猫』も居ますから、ひよこを捕ってこっぴどく叱られたようですがね。
 写真に出てくる『黒』と言う猫などは、ヒヨコがちょろちょろ走り回ると、縁側から優しい顔をしてずっと眺めていましたね。
 ヒヨコが居る時の親鳥は気が立っていますから、近づくと突っつきに来ますしね。
 牛、ニワトリ、ネコが上手くバランスを取って暮らしていたものです。

 我が家の『黒』は雌でしたが体も大きく県下が強かったので、ボス的役目もしていたようです。
 家が集落の入り口に近く、山と川の間が狭い部分なので、家の石垣の上から見張っていると、人間でも犬でもネコでも目に入ります。
 見える範囲は自分の縄張りだと思っていましたから、相手が犬でもものすごい勢いで追い払いに行きました。
 『黒』の縄張りだと知っている『犬』は見つかると一目散に逃げて帰った物です。猟犬ですから喧嘩をすれば勝負にならないはずですがね。
 このように、犬も放し飼いでうろついているので、ちゃんとバランスをとって生活していたようです。
 一番バランスをとりにくいのが人間同士だったのかもしれません。
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 カメラは オリンパス35S1.9

この周辺です

by je2luz | 2008-07-02 11:09 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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