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LUZの熊野古道案内

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2008年 06月 20日

熊野の旅 末法の世ですから・・・

 中辺路で『牛馬童子』とやらの像が壊されたようです。

 道のりの割りに野仏とかが少ない熊野古道です。山道にあるお地蔵さんは大体において『行き倒れ』の供養のために地元の有志の方が立てたものです。
 旅の途中で倒れた『行き倒れ』に関しては古来より丁重に扱ってきたようです。
 今でも各自治体の予算の中にはこのための予算が組まれているはずです。項目名に『行き倒れ』と言う文字が入っている居ないに関わらず、身元不明の仏様が出たときにはきちんと火葬して遺骨を保管するためのお金です。ほとんどの場合使われないで次年度には改めて計上しています。
 生きている人にもありますよ。
 途方にくれた人なら、役場に言って相談すると『汽車賃』が出ることがあります。
 これは非常に面白い計算方法をとります。
 東京の人が有り金を盗られて相談に訪れても家までのお金は出ません。それに、身寄りがあっても出ません。もちろん、クレジットカードなんかある人は論外です。
 『家までのお金』と書いたのは・・・家までどころか、基本的には『隣町』までしか出ないのです。要するに、厄介払いして自分の町から追い払うためのお金なんです。江戸時代の『所払い』の発想です。とても、『福祉』とか『施し』の精神とは思えない物です。
 しかし、各自治体を順に廻れば家にたどり着けるかも・・・

 今は仏教で言う『末法の世』です。
 かの日蓮が嘆いたように、上に立つもの、政を行う物が人の道を外すようなことをやっていては国難が襲うであろう・・・と言う恐ろしい世の中なのです。
 平成になっても一向にお上の人の行状も良くなりません。
 だから、今回のようなことや秋葉原のようなことが起きても不思議じゃないのかも・・・

 ところで・・・
 新聞で『熊野古道のシンボル的存在』と書かれた『牛馬童子』って明治に作られたものですね。
 と言うことは・・・
 私が批判する、『世界遺産便乗公共事業』による、『熊野古道関連構築物群』も数十年とか百年も経つとそういう評価になるのでしょうね。

 壊すことは絶対にいけませんが、物の評価、表現も少しばかりおかしいような気もします。
 まあ、末法の世ですから・・・
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この周辺です

 こちらのブログもご覧ください。
 

by je2luz | 2008-06-20 10:39 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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