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LUZの熊野古道案内

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2008年 06月 16日

熊野の旅 熊野の言葉 災害

 東北の地震は直下型の地震の恐ろしさを目の当たりのするようです。
 人間に力ではどうしようもない地球のエネルギーですね。
 お亡くなりになられた方々や被災者の方々は本当にお気の毒なことです。
 中国の地震は揺れ具合となれば、あれの10倍とかにはなったのでしょうね。
 
 今度の地震は両方とも震源域が山間部になったので、大規模な山腹崩壊おきています。
 一般には山腹が崩れるのを、『崖崩れ』とか言いますね。
 大体において、豪雨や地震などで山が崩れる時でも、崖のような部分が崩れ落ちることが多いです。
 この辺では大規模な物を、『山抜け』と呼びます。
 今回の物はまさに『山抜け』ですね。
 土台の岩盤を残して土の部分全体がそっくり滑ってしまい、山自体が崩れたようになった物があるようです。
 急峻な紀州の山も歴史上は大きな『山抜け』と言うような災害が幾度と無く起きてきたものと思われます。
 地形的には、そうした『山抜け』の跡のようなところが一杯ありますが、近年では吉野領内で少しあった程度で済んでいます。

 もう一つ、『土石流』と言うのが二次的に発生して被害を大きくしていますが、これをこの辺では『まくれ水』と言います。
 これも、この辺りの川は『川』というより『谷』といった物が多いので、『山抜け』などおきようものなら、川がせき止められ、限界を超えると土石流となって下流を襲う危険性が大きいからでしょう。
 私が子供の頃は一年を通して遊び場は『大又川』でした。
 そして、爺さんたちに言われたのは・・・
 『上(かみ)の方で雨が降って水がちょっとでも増えたり、つめとうなったらすぐに上がれよ』
 『地震ら揺ってその後で水が引いたらすぐに上まで逃げよよ』
 と言うことです。
 つまり、『まくれ水』が来るかもしれないってことです。

 しかし、こうした言葉も段々使わなくなって来ています。そして、こうした教えも伝えられなくなっているようです。
 百年に一度あるか無いかも分からない教えですが、大切な物ではないかと思うのですがねえ・・・
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 こちらのブログもご覧ください。
 

by je2luz | 2008-06-16 11:49 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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