LUZの熊野古道案内

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2008年 06月 11日

熊野の旅 熊野の言葉 黒潮弁?

 日本列島は地形が複雑でその分方言や訛りが増えたようです。
 いつも言いますようにこの熊野・紀州・吉野は平野も無く、川沿いでも上流と下流の交流が出来ないようなところですから、訛りは細切れになっています。
 その中では海岸線は海と言うものを通じて、そこそこの交流もあったし、漂流して違う土地に流れ着いたりしたからでしょうか、不思議と同じ食生活や訛りが共通な時があります。
 地名で有名なのは、ここ紀州の地名と房総半島の地名が同じだと言うことですね。
 地名まで同じになるのですから、当然、訛りに共通性があってもおかしくないわけです。

 細かいことは民俗学者でも言語学者でも無いので分かりませんが、西日本の海岸線沿いに多い共通の訛りと言う物があります。
 江戸っ子は『ひ』が発音できず、前に子音の(S)がくっ付いて『し』になってしまいます。火箸が『しばし』になっちゃいますからね。
 海岸沿い、黒潮に流されて広がったのかどうかは知りませんが、海沿い、漁師町の人は、『さ行』がうまく発音できません。
 この人たちは『さ行』の音の間に(H)が挟まってしまいます。
 江戸っ子はは行に(S)がくっ付くし、漁師はさ行に(H)がくっ付きます。

 先生は 『しぇんしぇい』 になります。
 参詣道は『しゃんけいみち』 と言うことです。

 この『しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ』の訛りは、海岸沿いの漁師町に割りと共通する訛りです。
 その割りに、使う単語はまるで違いますね。
 なぜでしょうね。
 一番なじみのあるはずの『魚の名前』など『七浦あれば七つの名前』と言うほど呼び方が違っていました。
 最近は、市場に出すこともあるし、言葉や単語の共通化・均質化の流れで古来の呼び名が忘れられていっているようです。
 この辺でも、本来は『さいれ』のはずの魚が、今では『さんま』になってしまいました。
 それとともに、一般家庭で『さいれの寿司』を作ることも無くなってきました。
 そして、『寿司』と言えば、『江戸前の握り』になっていますね。
 時代でしょう・・・
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 カメラは バルダ・バルディックス

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by je2luz | 2008-06-11 13:15 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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