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LUZの熊野古道案内

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2008年 06月 09日

熊野の旅 熊野の行事で消えた物

 時代の変化で、色んな行事が出来たり消えたりします。
 近年新しく出来てくる物は『イベント』といわれる物ですね。
 何だか、タイトルは変わってもやっていることはほとんど一緒と言うものが多いようです。趣旨も、地域振興、物産振興、観光宣伝など結構予算の付きよいようなものになっています。
 人口の少ない熊野などになると、当日狩り出されて会場で駆け回るのは、どのイベントも良く似たメンバー、出店でなれぬ手つきでイカなどを焼いているのもいつものメンバー・・・と、言った具合です。

 いつの間にか姿を消した行事に、『さなぶりの運動会』と言うのがあります。
 これは各地区の小学校で行われていた小運動会です。
 運動会と言うと、今でも山間部や海岸線の小学校では地域ぐるみのプログラムが組まれますが、昔の『さなぶりの運動会』はもっと地域密着でした。
 そもそも、『さなぶり』とは田植えが終わったあとの行事として結構各地でいろんなことが行われていた物です。
 それが、地域の学校と結びついて出来たのが『さなぶりの運動会』だったのかと思います。
 青年団の地域対抗リレー、婦人会の踊り、一般飛び入りのスプーン競争・パン喰い競争・ムカデ競争・・・一杯大人のプログラムがあり、一杯商品が出ました。運動会の前には寄付集めもありました。

 この『さなぶりの運動会』は雨ばっかりでした。
 当たり前でしょう・・・
 いまより、田植えが遅く、梅雨のさなかに終わるのですから、運動会も梅雨のさなかになります。
 うまく行けば梅雨の中休みになりますが、晴れても運動場は濡れていてやたらと滑るし・・・オガクズなどをまいて強行した物です。
 そんな条件でも、校区内総出で参加しますから、広くない運動場は人であふれました。
 地域対抗リレーは大人の部、子供の部とありましたが、一月ほど前から選手は練習し、当日は殺気立っていた物です。

 こんな行事も、今はやれと言っても出来ませんね。
 本来の小学校の運動会でも維持できなくなってきているのですからね。
 一学年数名では・・・
 一般の部も、青年団のリレーどころではありません。老齢化指数が40%を越してきて、『昔青年』『旧婦人』しか居ないのですからね。
 小学校の普通の運動会の中に少し一般参加を組み入れて、普通の運動会としてやっているようです。

 宗教的行事としては、田の水口に榊を立て、家の前の『門田』に杭を打って『煮しめ』のような物を供えたりしていましたね。
 これは、田植えが終わって『秋まで無事に成長してよい実りを授けてください』と言う、百姓本来の祈りだったのだと思います。
 この時期に、もっと目立つ民間信仰的な行事のあるところもありますが、私の育った地域ではありませんでしたね。

 校舎が木造だった頃は賑やかだったのですかねえ・・・
 箱ばっかり立派になって・・・
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by je2luz | 2008-06-09 11:35 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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