LUZの熊野古道案内

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2008年 06月 03日

熊野の旅 熊野の言葉 人の呼び方

 この辺の言葉が粗く聞こえる一つに、イントネーションもありますが、人の呼び方にもあるのかもしれません。
 いわゆる『呼び捨て』が結構多くなります。
 男言葉の方では、割合と多かったものです。
 同輩、後輩、目下など、居ない時はもちろん、面と向かっても呼び捨てにしていました。
 子供でもそれにならって、『君』なんてあまり付けなかったものです。
 今の子供は割合と『君』をつけますね。
 丁寧になって、取っ組み合いの喧嘩もしなくなって・・・その割りに『いじめ』なんてのが増えたようです。
 呼び捨ては、一見きついようですが、呼び捨てに出来るほど親しみがあるということかもしれません。遠慮しなくてよいと言う事ですからね・
 
 呼び捨ての他には、こちらは優しく聞こえるのですが…『ちゃん』をつけるのが多かったです。
 ことに、木本町で多いのですが、子供の時に『ちゃん』が付いて、それが普及してしまうと、死ぬまで『ちゃん』が付きます。
 女の人はもちろん、男の人もそうなります。
 名前をちょっとはしょって『ちゃん』が付くのです。
 『昭一=しょうちゃん』、『章二=しょうちゃん』って風です。
 当然、同じ呼び方が複数発生しますから、前に「屋号」や「苗字」をつけて呼びます。
 木本で一番有名だったのは、もうお亡くなりになられましたが『かだすてのしょうちゃん』でしょうね。それこそ、一代そう呼ばれていましたね。『かだすて』も屋号ですしね。
 町中で『ちゃん』がついて呼ばれているということは、格式ばらない有名人と言うことでしょう。
 格式ばる人には『さん』をつけますからね。その分、居ない所では呼び捨てにされることが多かったようです。

 山間部に行くと、『ちゃん』の代わりに・・・
 男には 『あに』、『おじ』・・・女には『ねえさん』『よめ』などがくっ付きます。
 これも、一生付いて廻りますから、先日無くなった実家の隣りのおじいちゃんも、90歳を越えるまで『かねやすのあに』でした。
 同じように80になっても『よめ』の付く人も居ます。
 どう云う訳か、途中で『じじ』とか『ばば』に変わる人も居ます。
 その理由はよく分かりません。
 これらの変形には、『○○のにいさん』『○○のあにさん』なんてのがあり、『△△のかか』や『△△のかあちゃん』てのもあります。
 「かあちゃん」と言っても自分のお袋ではなく、それこそよその母ちゃんなのですがね。
 『あに』が付くのは長男坊が多いのは分かるのです。
 私など次男になると、『じいのあに』で、三男は『さぶ』となりますからね。
 我が家の親戚でも、『ごろ』『ごろ』と呼ばれていたおじさんが居て、それ以外の名前を聞いたことが無かったので、何十年も本名だと思っていたらそうではなかった・・・なんてのもあります。

 この『あに』『おじ』『よめ』『かか』などをどう区別して付けるのかはよく分かりません。
 若干、家の格とかも関係あるようですが・・・
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この周辺です

by je2luz | 2008-06-03 11:31 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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