LUZの熊野古道案内

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2008年 05月 31日

熊野の旅 熊野の言葉 喧嘩用語

 時代劇ややくざ映画では、主人公や三下が使う決まり言葉がありますね。
 そういう映画の見せ場では必ず喧嘩や立ち回りがありますから、それ用の台詞があるわけです。
 『許せん! 叩っ切る!』 なんてね。
 おかしなことに、悪代官だけ切ればよいのに、切られるのは宮仕えで刃向かわざるを得ない下級武士とかですね。峰打ちにもしてもらえずばっさりと・・・妻や子はどうするのやら・・・

 まあ、それは置いておいて・・・
 日本語には、威勢のよい。喧嘩用?の言葉と言うものが在りますね。
 人と言うものは、頭に血が上ると慣れ親しんだ言葉が口をついて出るもののようです。
 昔は今以上に世間では喧嘩が多かったものです。
 子供の取っ組み合いの喧嘩はもちろん、祭などの酒の出る場所では大人の喧嘩も当たり前でした。
 子供たちは今のような『口げんか』『メール喧嘩』とか言う変な物ではなく、サル山の猿以上に取っ組み合いの喧嘩をした物です。それによって上下関係も出来、ストレスも発散した物です。
 そんな時代には、そうした場面で使う言葉がきちんと伝承されてきたのです。

 関西では河内あたりの言葉がこうした物の代表のように扱われますが、どこの田舎にも一杯あったと思います。
 こうした言葉は、言葉遣いが少々荒っぽいところのほうが格好が付く物です。
 『ざーます言葉』などだと、いじめの方に走ってしまうでしょうからね。

 関西系の『どづいたろか!』と言うものは・・・
  『どし割ったろか!』
  『かち割ったろか!』
  『かち切ったろか!』
  『そし切ったろか!』
  『張り回したろか!』
 と言う風になることが多いです、
 もちろん、関西風のままで使うこともありますが、こちら風の方が、真っ二つに叩き切る感じで喧嘩に迫力が出そうです。
 そして、語尾が 『・・・か!』で終わる時は、疑問文ですからこれでも柔らかなのです。
 本当に腹が立つと、語尾が次のように断定になります。
  『どし割るぞ!』
  『かち割るぞ!』
  『かち切るぞ!』
  『そし回すぞ!』
 まあ、こんな風でしょうかね。
 発音は一番前をうんと強く早口で怒鳴らないと喧嘩になりません。
 この言葉の返答は全国同じ反応だと思います。

 『やれるもんなら やってみぃ!』とか
 『われこそ、どし割られるぞ!』似たいな物です。

 火事と喧嘩は江戸の華・・・なんていいますが、昔は喧嘩と言うものはどこでも派手だったようですね。
 戦争が終わったあたりから下火になったようですが、昔は大人同士が大喧嘩になり、けが人が出るなんて珍しくも無かったようです。
 棒を持っての殴り合いなども当たり前だったようです。
 どこの家にも武器に手頃な『薪』なありましたからね。昔の薪は今の物より長かったですし、『割り木』のものなど、殴れば無事ではすまない迫力のあるものでしたからね。
 だから、私が耳にしなかったようなもっとすごい『喧嘩用語』があったのかもしれません。
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この周辺です

by je2luz | 2008-05-31 11:31 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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