LUZの熊野古道案内

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2008年 05月 25日

熊野の旅 目に青葉・・・

 もう、山はすっかり初夏の景色です。
 『目に青葉 山ホトトギス 初鰹』 戸やらですが、ホトトギスは食べられませんが、『カツオ』の方は非常になじみの深い物です。

 もちろん、生でお刺身にしますし、今では『たたき』にして売っています。
 この、さっと火であぶった「たたき」は土佐の食べ方ですね。
 非常に食べ物の類似性の強い土佐と紀州ですが、『カツオのたたき』はこちらではそれほど食されませんでした。
 近年は既製品で『カツオのたたき』が売られているのと、テレビなどで、カツオはタタキにするものだという風に報じているので、例の食のグローバル化でこの辺でも普通に食べられるようになりました。
 そもそも、藁などの一気に火力の上がる炎のある熱源が無いと『たたき』は仕上がりませんね。ガスも無かった時代だと一般家庭では中々うまくは行かなかったでしょうね。

 この辺では、『鰹節』もさほど良質な物を作るまでは行っていなかったようです。
 『鰹節』も『土佐』が本場といわれていましたね。
 獲れる量が少なかったのか、漁師が不精だったのか・・・
 南洋の島々の方が本場だった時代もあるようですからね。

 この辺では昔も今も『生節』がたくさん作られ、一般にもたくさん食べられてきました。
 今は、真空パックして日持ちする食品になっていますが、昔はそんなに日持ちする物ではありませんでした。
 これには、茹で上げたばかりのをすぐに売る物と、ほんの少し天日に干した物、ほんの少しいぶした物などありましたね。
 それぞれ、味も違いますし、日持ちの具合も変わりました。
 一気に食べない時は食べ残しを天日に干して日持ちさせた物です。
 いまは電気冷蔵庫がありますからそんなに気を使わなくても良いのですがねえ・・・

 茹でただけの物だと、手で割ることが出来ます。
 食べごろの大きさに割って、「醤油」「酢醤油」など好みの味付けで食べます。
 細かく砕いてご飯にまぶしたりすると、実に『ままの進む』おかずになります。

 この生節はこのシーズンに一杯出回ったもので、ちょうど山菜などのシーズンです。だから、昔の田植えシーズンなどの山菜の煮物や炊き込みご飯の『だし』に良く使われていました。
 こうした使い道には今の硬めの真空パック物より、ゆで揚げ物の方が適しています。
 よそでは茹であげ物は手に入りにくいかもしれませんね。

 『生節』が売り場に無いときは『ペットフード売り場』に並んでいることがあります。
 国産でしたら、作る行程は同じですから人間が食べるのと同じだと思います。

 むかし、日本橋の百貨店での物産展に『生節』も持っていったことがありますが・・・
 山の手の奥様風の方に・・・『あら、ねこちゃんの食べ物ねえ・・・うちの子はこれが大好きなのよ。』と言われました。
 『これは人間の食べ物ですよ。』と言うと・・・
 『あーら! 人間も食べるの?』といわれましたがね。
 魚の類では結構高い方に入るのですが、綱吉公の側室の亡霊のような方にはそうは見えないようです。
 猫にやるにはもったいない物ですから、手に入ったときは人間様が食べてください。
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 カメラは ニコマートEL+さくら赤外

この周辺です
 こちらのブログもご覧ください。
 

by je2luz | 2008-05-25 11:10 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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