LUZの熊野古道案内

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2008年 05月 24日

熊野の旅 山草・野草・・・おいしい?

 私は小さいころから夕食のおかず作りを良く手伝いました。
 農繁期など自分でやら無いと、それこそ毎日同じ物が続くことになるからです。
 田植え機やコンバインなどと言う農機具が出来るまでの田舎では、集落ごとに助け合いで田植えや稲刈りをやっていました。
 私の住んでいた集落の戸数は12戸だったと思います。
 その中の1軒を除いて他は少しずつ田圃がありました。
 田圃があるというだけで、『農家』なんて物ではありませんでしたね。
 『三反百姓』などと、日本の零細農家を呼びますが、その『三反』にも満たない家もあったのですからね。
 平野部なら大百姓もあったのでしょうが、山間部ではこんな物だったのです。
 もともと、見渡す限り自分の農地・・・なんて大地主もいなかったのですが、戦後の『農地改革』で更に細切れになったのです。
 これこそ、『たわけ』と言う状態になったのかもしれません。
 私のいた集落は土地が平らで条件がよいところなので、今でも農地はほぼ生きていますが、当然のように跡継ぎなどいるわけも無く・・・
 
 そんな田舎で育ったので、田植えなどは集落総出でお互いの田を植えて回った物なのです。
 お昼ごはんはその日植える番の家が用意します。そして、そのおかずの残りを分け合って持って帰って各家の夕食のおかずにしたのです。
 一番日の長い今頃から梅雨時にかけてが昔の田植え時期でしたし、暗くなりかけるまで働くのが当たり前でしたから、黙って待っていたのでは、よその家が作った、『破竹の煮物』『ゼンマイの煮物』『千切り大根の煮物』などが半月ほど続くということなのです。
 それがいやで、自分でおかずを工夫し始めたのが料理を始めた理由ですね。
 スーパーなどあるわけもなし・・・肉やかしわも麓の木本の町まで行かないと手に入らないところなので、田植え時期に手に入るものは色々試しましたね。

 普通の山菜の『ワラビ』『ゼンマイ』『ごんぱち』『破竹』などはいやと言うほどでてくるので、そのほかのものを探したのです。
 『ヨメナのおひたし』などと言うのは普通ですね。他には、『柿の若葉』『ヨモギ』『サツマイモの葉っぱ』『川原竹のたけのこ』『ごんぱち』・・・こんな物を片っ端からてんぷらにしていましたね。
 いま書いたものなどは、中々いけたように思います。
 『杉の新芽』『桧の新芽』・・・これはいただけなかったように思います。

 昨年でしたか九州かどこかで『セリ』の偽物を食べたおばさんたちが食中毒を起こしていましたね。野草の類も中には怖いのもあるのであまりお勧めでき無いのですが、中にはうまい物もありますよ。
 見かけが何となくいやだったので口にしませんでしたが、『カンゾウ』なんてのもおいしいとか言いますね。
 
 どっちにしても、今の時代となっては、『おかず』としてこんな物を探して食べる必要も無いですから、訳の分からない物に命を賭けることも無いでしょうね。
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カメラは ツァイス・イコンタ523/16

この周辺です
 こちらのブログもご覧ください。
 

by je2luz | 2008-05-24 12:07 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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