LUZの熊野古道案内

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2008年 05月 19日

熊野の旅 熊野地鳥

 地鳥と言うと秋田・比内地鶏が有名で、それも、偽装でうんと有名になったものです。
 テレビなんかでは、全国あっちこっちで地鶏が生産され、みんなものすごくおいしいというレポートが流れます。
 親子丼なども、ついでに登場して、『半熟卵との絶妙なハーモニー・・・』などと、ほとんど同じようなコメントは付いています。
 その割りに、鶏肉の消費が増えたとか、親子丼がブームだとか言う話も聞きません。
 本来、親子丼の活躍するはずの『大衆食堂』『町のそば屋』などは減る一方でしょう。

 その『地鶏』のなかで、比較的新しい『熊野地鶏』と言うものがあります。
 そもそもこれが生まれたのは、三重県が東紀州活性化とか言い出した頃です。
 三重県原産の「八木戸」と言う軍鶏に「伊勢赤どり」を掛け合わせたオスを「名古屋コーチン」の雌に掛け合わせた物だそうです。
 種として固定できているのかどうかは知りません。
 固定していないということは永久に『ヒナ』を高く買い続けると言うことです。

 私の親戚もこれを飼っていました。熊野大花火大会の日には我が家の前の国道で宣伝販売をしたりしていました。
 そんな縁があるので、一応口にしたことはあります。
 私は鶏より豚、豚より牛の方が好きなのであまり鳥料理はしません。せいぜい唐揚げくらいですから、違いが分かるとはいえません。

 発生からして、お役所主導の地鶏であり、地場産品です。それも三重県と言う市町村より一ランク上の行政主導ですから、ちょいと力を入れると動く金も大きくなるでしょう。 面子の方もうんと大きなものらしいです。
 1999年に生還開始したそうですから10年ほどになっていますね。
 生産はあまり増えていないようです。
 農家自体がどんどん減っているのですから地鶏を飼えといっても飼える家も限られるでしょう。さらに、老齢化が進んでいますから、70歳を越える百姓に今更、『鶏を飼え』といっても無理ですしね。
 それだけでは中々飯の食えない地鶏を飼うにはよほどしっかりした生活基盤でも無いとむづかしいでしょう。
 狭い所に詰め込んで買ってはいけないのですからね。

 『地鶏』を名乗るには日本在来種由来の血が50%以上、80日以上、平飼い、1平方メートルあたり10羽以下の環境で飼育すること・・・と言うJAS法の規定をクリアーしなくてはならないのですからね。
 昔の農家のように、自家用の鶏を飼うのならこの基準をクリアーするのは簡単ですが、産業となると・・・

 そこで、お役所の登場です。
 熊野市が100%出資する財団法人『紀和町ふるさと公社』なるものが今年からこの部門に参入するそうです。
 入鹿鉱山から少し海に向かった矢の川地区で6500平米ほどの敷地も造成し600平米の鶏舎を作ったのだそうです。
 とりあえず掛かった事業費だけで4600万円だそうです。もちろん、貧乏さ加減では全国でも上の方の熊野市がなけなしの金を出したのだそうです。
 とりあえず9000羽、将来は30000羽の飼育を目指すのだそうです。
 『乞うご期待』・・・ですね。
 どう期待するかは個人の好き好きでしょう。
 建物の償却、宣伝活動費、物産展出品、広報活動費もろもろは別の財布で支払われるので民間のように加算しなくて良い仕組みのはずです。
 正職員は公務員準拠の給与体系で動くはずです。
 うまく行けば、職場が確保できて結構な話です。この「うまく」もからくり入りですが・・・

 と、言うことですから、熊野の味として是非『熊野地鶏』をご賞味あれ!
 今のところ、偽装するほど名前も売れていませんからご安心を・・・
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 この『矢の川小学校の校舎』が再開する日はたとえ『紀和町ふるさと公社』がうまく行ってもありえませんね。
 ちょっと寒いギャグでした・・・
この周辺です
 こちらのブログもご覧ください。
 

by je2luz | 2008-05-19 11:31 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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