LUZの熊野古道案内

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2008年 05月 13日

熊野の旅 七里御浜の釣り 1

 昨日は川の方、『大又川の釣り』について書きました。
 今日は海の方、『七里御浜の釣り』について書きます。

 七里御浜は20Kmに及ぶ砂利浜の海岸線です。
 日本地図で見ても、弓なりになだらかな海岸線が分かる大きさです。
 目の前は太平洋・熊野灘・日本海溝です。
 すごく眺めがよいところでもあり、ものすごく単調な所でもあります。
 この海岸沿いに熊野街道・伊勢道・浜街道が伸びています。歩いて5里余りあるのでしょうか?
 平坦で川を渡り時以外何も無い歩きよい所ですが、半日の間退屈な道だったことと思います。

 この七里御浜は磯とは違う海釣りが出来ます。
 キス釣りやハマチ・カツオ・サバを狙う『そし』と言う疑似餌の釣りが主な物です。
 『そし』と言うのは、思いっきり疑似餌を投げ飛ばす動作から付いた名前でしょうね。
 この辺では、『ぶっとばす』とか『張り倒す』事を『そし飛ばす』と言いますからね。

 今くらいのシーズンは、七里御浜のあちこちにポツポツと人影が見えるときがあります。
 もしくは、花の窟あたりからの堤防の上で、明らかに地元の人と言う風体のおじさんが沖を眺めています。
 これは、その『そし』をやる人です。
 『そし』で狙う、カツオ・サバ・ハマチなどは回遊して廻る魚です。のんびり糸をたれて待っていて釣れるものではありません。いわしなどの小魚の群れが逃げ回っている所に疑似餌を投げて、興奮して餌を追い掛け回しているやつをどさくさにまぎれて釣ろうかと言う物です。
 それだけに、釣具を持ってのんびり家の下の浜に出て・・・なんてことにはならないのです。
 堤防の上で、空を舞うトンビの動きを見たり、海面が小魚の群れでざわざわとさざなみ状になるのを見落とさないように見張っているのです。
 よそから来られた人でも、大きな群れが来て海の様子が変わったり、ハマチなどが飛び跳ねたり、海面をすべるように走ったりすると分かると思います。
 こう書くと、魚が豊富で簡単に釣れる様に思うでしょうが、この『そし』は体力勝負です。
 高校の野球部やラグビー部が体力養成で走る砂利浜を、魚影を追って走り回るのです。
 人間が走るくらいの速度で逃げ回る小魚の後を追って群れが移動するからです。
 群れの鼻先に疑似餌を落として一気に巻き上げて食いつくのを期待するのですから・・・
 熱心な御仁は、部活の生徒などよりずっと長い距離を走ることになります。
 とても私などには出来ないし、する気にもならない釣りです。
 つれた魚は熊野灘でもまれて身の絞まった正真正銘の天然物でおいしい物です。
 しかし、この人たちは『釣る』のが目的で『食べる』のは二の次なのです。
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 カメラは ウェルタ・ペルレ

 こちらのブログもご覧ください。
 

この周辺です

by je2luz | 2008-05-13 12:24 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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