人気ブログランキング |

LUZの熊野古道案内

je2luz.exblog.jp
ブログトップ
2008年 04月 19日

熊野の旅 熊野は初夏

 景色の方では、秋と冬の雰囲気に乏しい熊野でも、春から夏にかけては季節の移り変わりがはっきり出ます。
 今は桜も終わり、新緑の季節です、
 見渡すと海と山しか無い所なので、ほぼ180度分の陸地が新緑で一杯です。
 海の色は日本海と違い冬でも青いのでさほどの変化は無いのですか、海の上に浮かぶ雲が段々入道雲に近い物が出るようになっています。
 そんな中、海からの贈り物は春先からの『しらす』と『小いわし』に加え、『サラタケイカ』になって来ています。
d0045383_11241577.jpg

 『サラタケイカ』は漢字で書くと、『皿丈烏賊』になります。
 写真のように小皿の丈くらいのが好まれます。
 
 イカの類は深い海から産卵のために浅い海岸にやってきます。
 卵からかえったイカの子供はしばらく比較的浅い所をうろつきます。
 資源保護から言うと、大きくしてから獲った方が良いのでしょうが、比較的獲り良い子供の時にも一網打尽に獲ります。
 この『皿丈』も正体は『するめイカ』の子供だそうです。
 初夏に入る頃この大きさで近海をうろついています。そして、この時期だけ市場に出回ります。
 この大きさの物では『赤いか』も一杯出てきますが、この辺では『サラタケ』の方が好まれます。
 塩茹でか醤油でさっと煮て食べます。
 他の小さなイカと何処が違うか・・・『スミ』が違います。
 『スミ』と言いますが、小さなイカははらわたごと食べますから、『わた全体』の味が違うと言うことでしょうね。
 明らかに違いがあります。
 ワタを食べられない人だと、この小さなイカの『身』にはさほど味がありませんからがっかりするかもしれません。
 『イカ墨』だなんで、新しい物のように騒いだ時期がありますが、この辺では、大昔から、初夏になると『イカ墨』を季節の味として食べていたのです。
 もうしばらくは、この『サラタケイカ』が食べられます。
 皿の丈を越えるとおいしくなくなります。
 もう一つ・・・このイカには『寄生虫』がいることが多いです。
 売り場でも、『火を通して食べてください』と書いてあるほど多くなります。
 茹でてからでも、ワタを引っ張り出すと見えるときがあります。それに、イカは小魚などを丸呑みしますから、消化途中の魚があったりしてあまり気持ちのよいものではないことがあります。
 丸侭で食べる物は、素直に丸のまま口に放り込んでください。
 おいしい物はおいしい食べ方をしないと・・・

by je2luz | 2008-04-19 11:45 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://je2luz.exblog.jp/tb/7735251
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 熊野の旅 今年も賑わった 大泊駅前      熊野の旅 熊野古道の観光客数 >>