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LUZの熊野古道案内

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2008年 04月 10日

熊野の旅 神川特産 那智黒石

 世の中にそこだけと言うものは少ないです。
 碁石の黒石として全国的に菜を売ったのが『那智黒石』です。
 産出するのは熊野市神川町で、名前の通り真っ黒な石で、『黒色粘板岩』(珪質粘板岩)だそうです。
 用途は碁石の黒石の他には硯や置物ですね。
 神川で取れるのに、『那智黒』となったのは、一大観光地の那智山で硯に加工されて売り出されたので、そうなってしまったようです。
 20年余り前に、名前を取り返そうと熊野市側で、『熊野黒石』などと名前をつけてこちらの特産にしようとする動きもありました。いまでも、その名前も使われていますが、黒い石の代名詞化したような『那智黒石』s名前を変えることは不可能ですね。
d0045383_12135666.jpg

 これは、那智黒石の採掘跡です。
 最大級の採掘跡の一つです。
 那智黒石の鉱脈は神川ではあちこちに露出しています。
 集落の中を流れる川や谷にはあちこちで見えています。
 山も、那智黒石が風化して出来た小石が堆積した所もあります。
 この鉱脈は高知までつながっているとか聞いたことがあります。そして、高知でも硯石が生産されていました。
 他にも日本中で黒色粘板岩が採れて、硯などが作られてきました。
 この石が堆積して出来る時に、その層が薄い状態で分離しながら固まったのがスレートで、厚い層になったのが那智黒石だそうです。
 あちこちの那智黒石が露出して那智黒石だらけなのですが真っ黒で良質な物が採れる所は少ないのです。
d0045383_12155752.jpg

 このように炭鉱のボタ山のように、細かくなったものやキメの粗い物。色の薄い物が積み上げて捨てられています。
 こうしたものの中で、色だけは良いと言う物を樹脂で固める方法が考えがられ、一見な地黒を彫って作ったような置物が作られるようになりました。
 布袋様や達磨さんなどはこの『練り物』です。
 時代の変化で、碁石・硯などは中国産に押し捲られるし、置物などの需要は減るし・・・この特産品も今では随分勢いがなくなりました。
 特産品があっても・・・・・・なのです。
 カメラは フジかST605N
 レンズは シュナイダー・クルタゴン35mm2.8
この周辺です
 

by je2luz | 2008-04-10 12:25 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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