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LUZの熊野古道案内

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2008年 04月 02日

熊野の旅 人口動態先進地熊野

 三重県がまとめた2030年の人口予測が発表されました。
 予想通りの数字が出てきました。
 なにしろ、ここら辺は、人口とか老齢化とかの数字では常に日本の最先端に近い所を走ってきたところです。
 日本全体の人口も、すでに現象に入りだし、50年ほど経つと2割も3割も減ると言われていますが、ここでは40年ほど前からコンスタントに減り続けてきました。
 最初のうちは、若者の流出でした。その、流出する若者自体が居なくなってくると、年寄りが死ぬことによる、純減が始まって、同じピッチで減り続けています。
 平成の大合併で行政区画が変わって、山間部や海岸線の過疎の町村が消滅しているので、発表された数字は随分平均化されていると思います。
 例えば、熊野市の2030年の人口予測は2005年を100として、63.2だそうです。1/3以上減少すると言うことです。つまり21000人が13200人ほどになるということです。
 しかし、これを、もし旧紀和町を分離したら・・・旧紀和町の数字はもっと恐ろしい物になるでしょうね。
 山間部や海岸線の小さな集落の少ない紀宝町や御浜町は隣接の町なのに、共に80台と言う数字になっています。
 これからしても、町全体がそうした現状の旧紀和町、旧熊野市の旧旧村々はすぐに限界集落化してくるということだと思います。

 三重県全体でも89.2で、1割以上の減少が見込まれています。
 大幅減少が予測されているのは、熊野古道伊勢道の場所と一致してきます。
 下から順に、南伊勢町・尾鷲市・鳥羽市・熊野市・紀北町・志摩市・・・となり、三重県の南部、東紀州と言われる所がずらりと並びます。

 こうした数字が出てこなくても、ある程度は予測できたことです。
 私は、もう20年以上前から、『熊野市の人口は15000まではコンスタントに減り続け、一気に10000くらいまで減ったら一段落するのではないか』と、言って来ました。
 あくまでも漠然とした物ですが、若い人の減少が子供の減少につながり・・・という単純な計算でも導き出されることですからね。
 だから、『神々の里を神々にお返しする日が遠く無い・・・』と、書いてきたのです。
 今回、お役所もそれを裏打ちする数字を出してきました。
 しかし、その当たり前のことが起きてきているのに、箱物を急速に整備しています。高速道路も工事しています。固定資産税も下がりません。
 それが、無駄遣いで無いとおっしゃるのが、選挙民にもてる政治家なんですね。

 まあ、これが現実です。
 熊野古道を歩かれるなら、今が潮時かもしれません。
 語り部さん達やボランティアの清掃活動の方たちもそう長くは達者で居られないでしょうからね。
 休憩所でお茶のサービスをしてくれるおばあさんたちの方が長生きですが・・・
 それに、この2030年を過ぎる頃には、今、これを読んでおられる方も、あと22歳年をとります。
 ぜひ、健脚の間においでくださいね。そうでないと、歩ける峠は『松本峠』だけになってしまいますよ。
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by je2luz | 2008-04-02 12:26 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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