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LUZの熊野古道案内

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2008年 04月 01日

熊野の旅 桜祭り

 全国あちらこちらで『桜祭り』なるものが行われていると思います。
 この主役の『桜』は結構気まぐれで、祭りの日にちと合わないときもでてきます。祭りは日曜日と相場が決まっていますし、準備の関係でうんと早くから日にちを決めるからです。
 この辺で『桜祭り』でちょいと有名なのが、熊野市内の『神川さくら祭』と奈良県吉野郡下北山村の『池原さくら祭』です。
 ともに山間部なので海岸線より一週間ほど遅れて満開を迎えます、そして、予測する満開の時期が同じなので、競合することになることが多いのです。
 地図の上で見ると、熊野の中心部から余り差が無いような山の中、国道169号線の近くということになります。
 下北山村池原の場合は、本来の国道169号線(309号併用)の傍にあります。一応完全2車線の道路で行けます。奈良、大阪への道中に通る所です。
 神川町は熊野市内と言え、直通道路は県道で改修工事が半分も出来ていない山岳道路に成ります。余り気軽に行こうと言う気にならないものです。
 このように、アクセス面では池原の方に軍配が上がってしまうのですが、熊野市の人にとっては、神川の方がやはり市内と言う事で親しみがあるようです。
 アクセス面では軍配が上がり、会場の構造も池原の方が良いのですが・・・難点は、目の前に巨大な『池原ダム』の堰堤が聳え立っていることです。
 傍に行けばわかりますがペラペラのコンクリート壁向こう側には膨大な水が入っているのです。地震でも揺ったら・・・と、心配になることがあります。それがいやで、そちらには行かないと言う人も結構居るのです。

 この『神川さくら祭』も21回目だそうで、地元の神川町の雄姿で作る『実行委員会』のような組織でやっているようです。
 この神川町も限界集落にこそなっていませんが、過疎・老齢化の極端に進んだところです。
 七色ダムの工事中などは数千人の人口を抱え、映画館や飲み屋まで揃っていたところですが、今は400人余りの人口で、65歳以上のいわゆる老齢化指数とか言う物だと、57%にもなるようです。70歳以上でも49%だそうですから、あと10年もすると人口が半減すると言うことですね。つまり、限界集落化するのも時間の問題と言うことです。
 そうしたことから、『さくら祭』を維持することが困難になってきているようです。
 今年は若い人が協力して開催にこぎつけたようです。その若手の中心の人でも40代後半だとか・・・

 役所などの感覚では、こうしたイベントが、『地域振興に役立つ・・・』と思っているようですが、年に一度のイベントで地域が活性化できれば世話は無いです。
 地域のリクレーションがせいぜいなのです。
 その日に、高菜漬けを売ったって、名産那智黒石が売れたって・・・一晩のおかずの足しくらいにしかなりません。それに掛ける労力からすれば・・・
 いつも言うように、イベントなんてのは主催者の和を保ち、イベントをすること自体に楽しみを見出すしかない物なのです。
 昔の村祭と同じことなのです。
 
 今年の『神川さくら祭』は次の日曜日、4月6日10時からだそうです。
 神川町に入れば賑わっているのはそこだけですからすぐに判ると思います。
 出し物は『地元婦人会の踊り』(婦人???)、『カラオケ大会』、『那智黒石の展示即売』、隣りの五郷の『アフリカ太鼓』、『草もちの販売』、『プロの歌手のステージ』(多分紀ノ川良子さん)・・・色々だそうです。
 興味のある方は熊野市の神川出張所・電話0597-82-0001に問い合わせて、お出かけください。今のうちに見に行かないと、『隠れ里』に咲く桜に成りかねませんから・・・

 写真は1988年の桜祭の物です。
 今年で21回目と言うことは・・・正規に始まった最初の年ってことでしょうね。

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この周辺です

by je2luz | 2008-04-01 12:20 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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