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LUZの熊野古道案内

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2008年 02月 05日

熊野の旅 花の窟神社 お綱掛け神事 終わり

 200mもある綱の途中を、コンクリート製の柱の天辺に作った窪みに落とし込んで高さを確保する張り方をしますが、ものすごく難しそうなその作業も割合と短時間で済ませます。
 綱が長いので、少しずらすのにも引っ張り手がうんと移動することになり、それが微調整がしよいことにもなっているようです。
 この、綱を掛ける柱は本来境内に生えている松の大木の枝に掛けていたものです。
 戦後、猛威を振るいだした『松くい虫』によって、『有馬松原』同様、神社の境内の松も次々と枯れて行き、引っ掛ける大木がなくなったので、特注のコンクリート柱を建てたのです。
 この柱ができた時には、ものすごく違和感がありました。
 大体において、違和感のあるものでも長年の間には見慣れてきて景色に溶け込むものですが、この柱は全然溶け込めるものではないですね。
d0045383_10101564.jpg

 柱に掛けてからの綱は、後から植林されて大きくなってきている松の枝に掛けて、くくりつける場所に誘導されますが、これは竹ざおを使った洗濯竿を上げるような物での手作業です。
d0045383_10145546.jpg

 この綱尻をくくりつけるのも、昔は松の木の根元だったのですが、今では切り株に見立てた工作物です。
 日本の神も、戦後パルプ材と一緒にアメリカから入ってきた松くい虫から松の木を守ることが出来なかったようです。
 綱を預ける途中の松はそのうち代替わりの松が育てばそれを使えるでしょうが、境内の植生は雑木との混生で込み合っており、松の木の好きな環境ではありません。いつ、松枯れが始まるやら・・・

 余談ですが・・・
 獅子舞に違和感を感じたのは、プロライクなアクロバットポーズだけではなく、決めポーズなどが、『神』ではなく『観客』をものすごく意識したものだったように見えたからかもしれません。
 舞の向きが『神前』のそれではなく『舞台用』のものに感じたのは私だけなのでしょうかね。
この周辺です

by je2luz | 2008-02-05 10:29 | 熊野 | Trackback | Comments(0)
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